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Cambridge Audio azur 650C & azur 650A

2010 年 6 月 15 日 火曜日

今回は、表題のCambridge Audio(ケンブリッジ・オーディオ)社から新たに発売されたazur 650システムを紹介します。

【スタンダードであり、ベーシックであり、ビギナーであり、エントリーなシステム。】

まず、滅多に(特にローコストモデルは)見た目のことから書かないのですが、このazur(アズール)はエントリークラス(は価格を抑えるためにどうしても安い素材、薄い素材を使用しなくてはならない)なのに高級感がすごくあることにびっくりします。

もちろん、採算度外視で高級な材質をふんだんに使用しているわけでもありませんし、特別に有名なデザイナーが設計したとかでもないですし、(他のメーカー同様に)底板にはビスが出ていたりもするので「驚異的な高級感」…というわけではないのですが、「天板の中央手前に同社のロゴをエンボス(風?)加工」していたり、「プラスチック感満載」とか「なんかカチャカチャしてておもちゃっぽい」…といった要素がなく、作りが丁寧で安っぽく感じないのです。

購入時のパッケージ(梱包箱)も段ボールって感じじゃなくて、ノートパソコンとかみたいにツルっとした光沢紙の厚紙にプラスチックの取っ手が付いたような化粧箱タイプ(分かります?)で、「今までのオーディオ」といった感じがありません。
なんか、「これからのオーディオ=次世代のメーカー」とでも言いたげな感じです。(って言いましても、ケンブリッジオーディオは結構歴史あるブランドなんですけどね…。^-^;)

サウンドにも正にそういったプロダクトに対する心意気みたいなものが表れていて…、

●いわゆる「オーディオ・オーディオした(作りこまれた旧態依然)サウンド」ではない。
●良くも悪くも「どんなジャンルでも無難に鳴らせそう」なニュートラルな印象。
●ほんのり艶やか、ちょっとしっとり。
●かっちり、きっちり、切れ・スピード感といった傾向ではない。
●明るく、力強く、パワーで押してくる傾向でもない。
●「明瞭・すっきり」といった透明感(S/Nの高さ)ではなく、「音に淀みがない・ザワつきがない」という透明感(S/Nの高さ)の高さを感じます。
●男女共にボーカルは抜群で、声の質感や(もちろんそれぞれの歌手を目の前の生で聴いたことはないんですが…!^-^;)声のリアリティは同価格帯でも群を抜いている感じです。

音の傾向に関しては前述の通り「ニュートラル」が基調なので、総じて癖の強い音には感じられませんでした。
(そういうヤツほど、「褒めどころが難しい」んですよね…。)

ですが、「この価格でこのサウンドが手に入る」という点では非常に高いCPを持っていて「輸入ブランドは国産ブランドよりCPが悪い」と思われ(言われ)がちですが、(僕は元々そんなこと思っていませんが)同価格帯~1クラス上の10数万円クラスあたりまでとならガチンコで聴き比べても聴き劣りしないと思います!

これからオーディオをはじめられる方、1クラスグレードアップをご検討中の方、J-POPやボーカルものを中心に、CLASSIC・HARD ROCKあたりまでが中心ジャンルの方はぜひazurも選択肢に入れてみてください!

NuForce μDAC vs Icon mobile 【PC接続ヘッドホン】

2010 年 1 月 23 日 土曜日

(新製品ラッシュなので仕方がありませんが…)NuForce製品が続いております!
本日は超小型USB DACの「μDAC」の登場です。

μDACはミューDAC/マイクロDACと読み、DAC(ダックと読みます。)はD/A コンバーター Digital/Analogコンバーターという意味です。
(※なぜか日本国内ではuDAC「ユーダック」と呼称されているようです…。「μ」は英字にすると「m」なので本来はエムダックの方がまだ正しい気がしますが…、語呂が近いからかな?uDACとなっているようです。)

CDやコンピューターのデジタルデータをアナログの音声信号(音)に変換するというものなのですが、それぞれに音の個性や特徴があり、(同じような製品であっても)同じ音になることはありません。

新製品のμDACはUSB接続でPCと接続し、PCの内蔵オーディオよりも高品質なサウンドを得ることが出来るというものです。ヘッドホン出力のほかに、RCA出力やデジタル出力にてオーディオやミニコンポなどに音を送ることが出来ます。

そして、比較対象にしたのは同じくNuForceの昨年のヒット商品「Icon mbile」で、こちらはiPodなどと接続して音質を向上させるものですが、同じくUSB接続にてPCのサウンドを向上させる機能が付いています。(ただし、こちらはヘッドホン出力のみ。)

(前述の通り機器が変われば音の印象も変わるのですが、それでも)今回は同じNuForce製品(メーカーの音作りにはある程度の共通性がある)ということである程度は似通った音になるかと思いきや、まったく別のメーカーなのでは?と思わされるくらいに異なったサウンドでした。

それぞれの印象をいつものように挙げてみます。

なお、今回はそれぞれをヘッドホンで聴いた印象です。(特にμDACは)他の接続方法ではかなり印象が変わってくる可能性もありますので予めご容赦ください。

【μDACはパンチ・メリハリの効いた重厚なサウンド。】
●低音が豊かで、パソコンからのサウンドというよりは重低音の利いたコンポのサウンドに近いです。
●アタック音や出だしの音のインパクトが強く、ビシビシ・ドシドシとしています。
●音のざらつきが少なく、なめらか。音が濃く、少し重め、低域よりの印象です。
●最大ボリュームはIcon mobileより2~3回り大きめ。かなりの音量まで出せます。(ただし、ある程度から上は破綻(音割れ)しやすいです。)
●S/N感・情報量・解像度は1歩リード。かなりオーディオ的なサウンドです。

【Icon mobileは粒が細かく、スッキリとした見通しの良いサウンド。】
●音の輪郭が明確で、抜け・切れのあるサウンドです。
●(黒江的には)帯域バランスが良く、フラットに近い印象。
●音に癖が無く、素直なサウンド。

…といった感じです。
僕の個人的見解ですが、オーディオ的にはμDACの方がハイレベルです。が、僕個人はIcon mobileの方が断然好きでした。
価格は同じですからお好みの方、または機能面で選ばれて買われてはいかがでしょうか。
なお、「オーディオ的にハイレベル」と書きましたが歴然とした差ではなく、S/NなどもわずかにμDACが上回る程度なのであまり気にしなくて結構です。
いずれにしても、こんな小さな(μDACはちょっと大き目のマッチ箱程度、Icon mobileはキャッシュカード10枚分程度。)デバイスでパソコンの音質が飛躍的に向上するのは感動ものです!(…まあ、パソコンの内蔵音源がひどいっちゃひどすぎなのですが…。)

後ほど「μDAC」はデジタル接続・RCA接続もレポートする予定です。

http://www.nuforce.jp/icon/icon_mobile01.html

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