Archive for the ‘レポート:ケーブル’ Category

ネットワークオーディオ report 4 【LANケーブル編】

金曜日, 11月 11th, 2011

タイトルは異なりますが、昨日の続きです。

さて、「これにて一件落着」と思っていたのですが、もう1つ妙に引っかかります。
「NASの音と(PCとの)USB接続の音が何でこんなに違うんだろう…。」
個人的には『長いLANケーブルやハブ・ルーターを介する分、音質が低下するネットワークオーディオ』に対し、『OSやPC/Macという(音質に悪影響を及ぼす)コンピューターというハードを介したPCオーディオ』は一長一短のような気がしているので、“どちらかが極端に高音質となる”のは少し違う気がしているのです…。

これまた、ふと思い立ちます。
「そういえばルーターとNASを繋いでいるLANケーブルがものすごーくチャチなモノだったなぁ…」と。

そこで(まずはルーターとNAS間を)FRUTECHのLANケーブル『LAN-10G』とTIGLONのLANケーブル『MGL-1000L』に交換して聴き比べてみることにしたわけですが…。
(他のブランドも数種試していますが、文脈的に端折っていますのでご容赦ください。)

「…………(USBケーブルに続いて)何で?何で音がこんなに変わるの…………。」
しばらく唖然としてしまいました。

…が、よくよく考えると膨大なデータを送受信するための大動脈とも言えるケーブルなのですから、USBよりは変わることにも頷ける気がします。
(しかも、交換前のケーブルは随分前に購入したハブか何かの付属品でとってもボロな「Category 5e」に対し、『LAN-10G』と『MGL-1000L』は「Category 6a」と「Category 7」ですしね…。)
現に、LANケーブルを交換した後はNASとのやりとりのレスポンス(スピード)も飛躍的と言っても良いくらいに向上しています。
(交換前が「モッタリ」だとすれば、交換後は「サクサク」って感じです。)

ただ、やっぱりそれでも納得できないのは「音質(特に情報量・S/N感・解像度)が向上するのはともかくとして、音の傾向やバランスが(ケーブルのブランド毎に)変わる」ことです。
USBケーブルの時と同様に、LANケーブル(内)で高音や低音、シンバルの音やディストーション、クラッシュやシャウトを選り分け(聴き分け)られるはずもないのに、こういった1音1音の出音がケーブルごとに異なるのです。

…ので、“納得できない”とは言いつつも、特に気に入った2本を軽めにご紹介してみます。

■FRUTECH : LAN-10G
『同社のUSBケーブルやロジウムメッキACプラグのような、シャープさとキレ、スピード感。』
●やや明るめで、スパッとした鳴りです。
●低域はタイト、高域はややキラキラ(ギラギラとも言えるかも)とした輝度の高いタイプ。
●ハッキリ、クッキリの明瞭系。
●音場はやや広めな感じです。
●バッと前に向かって来るサウンドですが、鳴りっぷりが良いという傾向ではなく、スピードとキレで突き抜けるような傾向。

■TIGLON : MGL-1000L
『S/N感・解像度・情報量が高く、中庸で堅実なサウンド。』
●(LAN-10Gなどと比べても)頭抜けてS/N感が高く、曲中の静寂感や微弱音が非常に繊細に再現されています。
●LAN-10Gよりもトーンは落ち着いた感じ(暗め)で、スピード感も中速。
●低域はやや(濃く・太く)厚めで、ガチっとした輪郭を描くタイプではありません。
●高域の分解能は抜群と言っても良いと思います。(若干、伸びが足りませんが…。)
●音場はやや狭い感じです。
●音の傾向は少し控えめですが、安定感が高くてバランスも良く、定位感も良好です。

…と、要約すると(双方ニュートラルに限りなく近い前提で)「キレやスピード感に長ける(やや)ライブなLAN-10G」と「解像度やS/N感に長ける(やや)デッドなMGL-1000L」といったところでしょうか。
(同じく双方ニュートラルに限りなく近い前提で、ややコールド[寒色系・硬質系・無機的]寄りなLAN-10G、ややウォーム・ホット[暖色系・重厚系・有機的]寄りなMGL-1000Lとも言えるかもしれません。)
ただし、双方ともに黒江が採用を決めたくらいですので、基本的には「ゆるゆる・もったり・味や化粧の濃い」傾向ではなく、モニター的なサウンドであることには間違いありません。

…で、なぜ2本いっぺんに紹介したかと言いますと「どちらか一方に決められなかった」ので『これらをハイブリッドして使用するのがベスト』という結果となったためです。
なので、結果的には「LANハブからPCへはLAN-10G」を用い、「NASとLANハブの間はMGL-1000L」を用いて、両者を足して2で割ったサウンドで落ち着いています。
(MGL-1000Lが高いから短くて済むところに入れたのは内緒です!笑)

くどいようですが、USBケーブルといいLANケーブルといい、(こんなに音が変わること自体)黒江自身がなんだか未だに理解できないのですが、変わるものは変わるので自信を持ってオススメしたいと思います。
僕と同様に“疑って仕方がない”という方にはお貸し出しなども出来るものがございますので、まずはお問い合わせください!

黒江流『PCオーディオ/USBオーディオ』のススメ report 7 【USBケーブル結論編】

水曜日, 9月 28th, 2011

前回の続きです。
(『USBケーブルで音が変わるのか?』については前回のレポートで言及していますので、そちらもご覧いただければと思います。)
今回は表題の通り、“黒江的USBケーブルの決定版”をレポートしたいと思います。

まずは…

audioquest [CARBON]
【S/N感・解像度が高く、すっきりとした見通しのハイCPモデル。】

前回のレポートで紹介したaudioquest [CINNAMON]を聴いて、『理由・理屈・理論は分かりませんが』USBケーブルによって音質に圧倒的な違いが生じることが分かりました。(もちろん、それまでに聴いていたaudioquest [CINNAMON]以外の安価なケーブルでも音に違いがあることは感じ取っていましたが「圧倒的」と書いた通り、付属のケーブルを基準とした場合に於いて音の質の向上はもちろんのこと、『音色を変える(与える)ことで良くなった気がする』といった疑わしい要素が感じられなかったことが大きかったです。)
それではと同audioquestのもう1つ上位のモデルであるCARBONを聴いてみることにしました。

●基本形は癖の少ないクリアなサウンド傾向、強いて言えばわずかにウェット。
●それまで、PCオーディオ/USBオーディオの限界なのでは?…と感じていた「スピーカーの表面に音が貼り付いて剥がれてこない」といった印象から一変、スッと音が体(耳)を通り抜けるようなサウンドに。
 (今まで聴いてきたサウンドを「ベタベタ」とすると、「サラサラ」になったという感じです。)
●全体のヴェール感が2枚も3枚も取れたように透明感が向上し、1音1音や微弱音までが鮮明に聴き取れるように。
●高音はスッと高く伸び、低音は(量感はやや抑え気味ではあるものの)しっかりと出てキチッと収まりの良いサウンドに。
●帯域バランスは非常にきれいで(黒江的には)フラット、キレッキレではないものの、抜けやS/N感の高さでスピード感もかなりの上々。
●音場感は(上下左右に)やや広がりがありますが(もっと広いものがあり)広すぎず、個人的にはこの点も好印象。(広がりすぎるものは好きではないので。)

…と、もちろん、基本的には黒江が好む『シャープ&タイト&ハイスピード系』なのですが、特筆すべきは高いS/N感だと思います。
(結構な高額のモデルまで聴き比べましたが、これ以上(同等はあっても)にはまだ巡り会っていないかもしれません…。)
とにかく(僕だってUSBケーブルで音が変わるなんて「ある意味今でも」信じてませんでしたけど)、はじめて「これならぜひ導入したい!」と思ったケーブルです。(もちろん、実際に買わせていただきました。)
(※セールスポイント的には0.75mなら定価12,600円、1.5mなら定価16,800円と特に1.5mを必要とされる方には非常に高いCPが得られると思います。その他、audioquestのUSBケーブル・HDMIケーブルは軒並みCPが高いですね。)

…が、実はもう1つ、すごいケーブルに行きついてしまいました!

KIMBER KABLE [silver USB (B BUS Ag)]
【HIGH SPEED and AGGRESSIVE SOUND !!】

このサウンドを聴くまでには随分と時間が掛かり、ドラマがありました…。
黒江が好きなKIMBER KABLEですから、もちろん期待はしていましたが同社の電源ケーブルのように黒江的には“大ハズレ”になる予感を抱きつつも、まずはお借りして聴いてみることに…。
USBケーブルにはCu(銅)とAg(銀)があるようですが、ラインケーブルと同等の傾向であればCuの方が“より”好みなはず。…と、まずはBBUS Cuの手配をお願いします。

数日後に届いたCuモデルを聴いてみたところ…………正直、微妙です…………。
音にパンチがあり、パワフル、見通しも良好…と、決して悪くはないのですが、今1つすっきりとしない印象です。全体的に音が太めだし、そのせいかちょっと鈍足気味ですし、やや暗い感じもします。
「うーーーーん。はぁー。」…と、ちょっと落胆しましたが、「んんんん?待てよ?」と思ったわけです。「CuのウィークポイントはAgなら解消されるかも?!」…と、早速Agモデルをお願いしてみます。(って、本当は両方同時に来るはずだったんですけど手配ミスがあったんです…。笑)

更に数日後に届いたAgモデルを聴いてみたところ…………正直、すごいです!

●基本形は癖の少ないクリアなサウンド傾向はCARBONと共通、こちらも少しだけ艶やかな感じがあります。
●CARBONに比べると音場は狭く、広がり感は望めません。
●やはり低域はモリモリの量感ではなく、少し抑え目。
●音のキレ・粒子感・分解能は抜群・秀逸。(シンバルのジャリジャリ感・ディストーションのザラザラ感が最高です。)
●S/N感はわずかにCARBONに軍配が上がりますが、奥行き感・スピード感はsilver USB (B BUS Ag)が圧倒です。
●低域の輪郭やスティックやビーターのアタック音、巻き弦の歪み・粒立ちと尖った(ピーク)サウンドの再現力が秀逸です。
●フォーカスが非常に良好で、各パートの定位感も抜群だと思います。

…と、USBケーブル1つでこれだけのサウンドが出ることに驚いてしまいましたが、とにかくイチオシのケーブルです!(もちろん、こちらも買わせていただきました。自宅でもお店でも2つを使い分けています。)
(※セールスポイント的にはCARBONに比べるとあまり大きなことが言えず、1.0mが定価18,900円、1.5mなら定価28,350円とちょっとお高め…なので、1.0mで足りる方にオススメしたいです。)
『ちなみに、KIMBER KABLE [silver USB (B BUS Ag)]は限られたショップでしか取り扱っていないので、ぜひ(当店:ザ・ステレオ屋)にお問い合わせください!』

オマケの見出しとして、
【アグレッシブならsilver USBを、オールラウンド&スタンダードならCARBONがベスト。】
【コストパフォーマンスは1.0mならsilver USBに、1.5mならCARBONがベター。】
とも書いておきます。

黒江以外にも「USBケーブルで本当に音が変わるの?」「どのくらいのを買っておけばいいの?」という方が多くいらっしゃるかと思いますが(『黒江的サウンド』でよろしければ)、この2つの決定版のどちらかをお求めいただければと思います。
(もう少しお安いモデルだと、前回のレポートのFURUTECHや最近発売されたMONSTER CABLEなどもお勧めです。※MONSTER CABLEは後日にレポートを少し書く予定です。)

P.S.
しかし、USBケーブルでなんで音が変わるんでしょうね…。

黒江流『PCオーディオ/USBオーディオ』のススメ report 6 【USBケーブル編】

水曜日, 8月 31st, 2011

大減速気味の連載ですが、今回からは総括として機材の方をご紹介させていただくことにしました。

…って、前回の最後で『黒江的に』絞り込んだラインナップはすでに察していただいたことと思いますが…。

【なぜ音が変わるのか、ハッキリ言って分かりませんが効果絶大のUSBケーブル!】

まずは[USB CABLE]です。
見出しの通りではありますが、電源ケーブルと同じくらいかそれ以上に「なぜ音質・音色(傾向)が変わるのか本当に不思議」です。
まず、USBケーブルはPC/MacからUSB-DACへ『データ』を送っているに過ぎません。

この際、送られているデータを「例えば0.1秒間分だけ取り出して並べてみた」とします。
すると…
『0010100011101010010101101101010110101111101010110111010111010101』
…このような感じでデジタルのデータが流れているわけです。
(実際はもっと多いですし、低ビットレートのMP3と高ビットレートのFLACであれば、同じ0.1秒間でも送られているデータの量が100倍くらいの差になることもあります。)

…で、みなさんは(例えば上記の様な)このデータだけで(それが必ず何らかの音楽(音声)データだとしても、)MP3なのかWAVなのかWMAなのかFLACなのか、ビットレートがどのくらいであるか分かりますでしょうか。(少なくとも僕には分かりません…。)

つまり、データとして送られている時点ではまだ“音”ではなく、ただのデータなのです。

踏まえて、話を元に戻します。

「なぜ音質・音色(傾向)が変わるのか本当に不思議」なのですが何よりも一番不思議なのはUSBケーブルによって低音の量感が上がったり、高音がより聴こえることがあることです。
アナログの音声信号を送っているのであれば、導体のインピーダンスやわずかな抵抗値、外来からのノイズや物質的な振動係数などで多少の変化が生じる可能性はまだあると思います。(それでも僕は理論的に、科学的には証明できませんが。)
しかし、USBケーブルは(まだ高域も低域もない)データを伝送しているだけなのに明らかに聴こえてくるサウンドのイコライジング(周波数帯域の山)がUSBケーブルによって違うのです。

これでは『USBケーブルは自分が流しているデータを解析・分析して、低域・高域に分けていることになる』わけです。(んなこと、あるわけないんですが…。)

…なので、ハッキリ言って「USBケーブルで音が変わるなんて、(特に低音や高音が強調されたり減衰するなんて)理論的にはありえません。」が、変えてみると音が違うので非科学的でも構わないという方だけこの先をお読みください。(笑)

(もう随分経っちゃいましたが、)聴いてみたのは…
FURUTECH・ortofon・Fostex・Zonotone・SAEC・ACOUSTIC REVIVE・WIRE WORLD・NORDOST・MONSTER CABLE・audioquest・KIMBER KABLE・etc….
…と、主要な国内外ブランドはほぼ全て(全モデル)です。

最初はFURUTECH [GT2]が(黒江的には)申し分のないサウンドでリファレンスに決定しかけていました(高価なモデルも色々と聴きましたが、好みと異なるものばかりで…)が、
audioquest [CINNAMON]を聴いたところから(黒江のベストセレクトは)一気に動き出すことになります。

気に入ったものだけ手短に書いてみますと…

FURUTECH [GT2]
いわゆるクリア系。サウンドが曇らず、立つところは立ち、キレが良いのが初期ベストの理由です。
やや高音がギラ付いてウェットな点、S/N・解像度・抜けといった基本的な音質の水準、低音の丸みが気になりますが比較的安価なので初めての1本には最もオススメしやすいです。

audioquest [CINNAMON]
こちらもクリアではありますが、クリア系を主張するような「白よりも白い」感じではなく、自然な透明感。バランスもきれいで癖が少なかったのでGT2と良い勝負になりました。
GT2に比べるとやや高域がさみしい点とスピード感やキレがもう少し欲しいところです。

…続きます。

ザ・ステレオ屋オリジナル『MS-12A TS』モニタリング開始します!

月曜日, 11月 2nd, 2009

表題の通りですが、当店オリジナルの電源ケーブル『MS-12A』(TIGLONベース)のモニタリング…いわゆるレンタルを開始させて頂きます!

モニターの条件は…
●身分証明書(免許証・保険証・社員証など)を提示いただくこと。
●往復の送料(着払い発送、元払い返送)をご負担いただきます。
 ※ただし、お買い求め頂いた際は1,000円のキャッシュバック。
●配送業者は指定不可、配送センター留め、身分証にてご呈示いただいた以外への配送不可。
●送らせていただくケーブルはあくまで商品となりますので、汚されたり、傷つけられた場合はご購入いただきます。
 ※レンタル品はプロト(試作等)ではなく、量産品(完成品)ですので、そのままご購入いただいても結構です。
 ※レンタル品は正式型番:MS-12A TS 長さ:1.5m 1本となります。
★ザ・ステレオ屋リピーター様には身分証のご呈示を割愛していただける場合がございます。
…となります。
いずれも『原則』とさせていただきますので、まずはお問い合わせください。

モニタリング開始を記念して、オリジナルの「TIGLON MS-12A」とのvsレポートを掲載します。
【CPにこだわったオリジナルvsオリジナルの弱点を払拭したTSモデル】
(TIGLONさんのご理解を得て、)かなりストレートに書かせていただきます。
『以前のレポートの通り、同価格帯の他のモデルに比べれば既に非常に魅力的である前提ですが、』
TIGLONオリジナルは…
●ややレンジが狭い。
●わずかにこんもりしている感がある。
●決して鈍足ではないが、少しスピード感に欠ける。
●抜け、切れ、音の収束感、エッジの明瞭感がもう一歩。
●それでもCPは抜群で、(特にあえて用意したのかな?)1.2mモデルなどはかなりのお買い得感。
…といった印象だったので、それならっ!…と今回のプラグ変更をすぐに閃き、実践したというわけです。

採用したFURUTECHの「FI-28 R&FI-28M R」は、とにもかくにもS/Nが高いので…
●更なるS/N感の向上で、音像・音場ともにすっきりと見通しが改善されています。
●エッジが尖ったり、立ったり、鋭利になっているわけではないのですが、分解能が向上して明瞭になっています。
●S/N感の向上と同義ではありますが、付帯音(音の贅肉感)が落ち、立ち上がりや切れの向上に繋がっています。
●かといって、(基本の線材や構造に変更はありませんので)芯が細くなったり、弱々しくなることもありません。
●これらの相乗効果として、レンジ感が向上し、やや音場が広くなり、音像定位がより良くなっています。
…と、(普段からあまりベタ褒めするタイプではありませんが)オリジナルの『ちょっと気になった点』は見事に改善・払拭されていると思います。

今一度、誤解の無いように書いておきますが、あくまで『ザ・ステレオ屋(黒江)的』な好みとしてです。
決して万人受けする傾向ではないと思います。(無着色・無脚色=ニュートラル・フラット・モニター系にはそこそこ健闘してくれるとは思うのですが…。)
他のエントリーなども参考にしていただき、好みが合いそうな方はぜひお声を掛けてください。

既に当店のサウンド傾向をご周知のユーザーさんへは、ザ・ステレオ屋(黒江)の自信の一作です!ぜひお試しください!

ご連絡お待ちしております。

商品のお問い合わせ/ご注文/その他は黒江直通メールにてお願いします。
manager@digitalside.net

TIGLON MS-12A ザ・ステレオ屋 Edition 発売!

火曜日, 10月 20th, 2009

お待たせいたしました!

タイトルの通り、兼ねてから予告をしておりました【ザ・ステレオ屋オリジナル】第1弾の電源ケーブルを発売します!

ブランド名:the stereoya (TIGLON)
型番:MS-12A TS (1.5m)
価格:36,000円(税込)
※価格は直販価格の金額となります。楽天やYahoo!では37,800円の予定です。
※ご希望の長さにて対応可能です。お問い合わせください。
※通常納期はオーダーを頂いてから3営業日となります。

発売を記念して、KIMBER KABELE 4TC自作ケーブルとのサウンド比較をレポートします。
(MS-12Aオリジナルとの比較は以前のエントリーをご覧ください。)

【『4TC』がMS-12A TSよりも『優れている(好み)』と感じた点】
◆チャンネルセパレーション(ステレオ感)が良い。
  これは4TCの方が音の粒(口の大きさや音の輪郭)が小さいことにも通ずる点で、
  4TCの方がピンポイントに音が現れ、『点』という印象を持ちました。
  音の粒(音の輪郭)が大きいと、隣接・近接する音同士が被ったり、
  重なる面積も増えてしまうため、音がまとまりやすく、結果としてステレオ感が減退する傾向のようです。
◆やはり高いスピード感。
  荒っぽいとも言えますが、ノンシールド・導体の線数の少なさ(シンプルさ)などが影響しているのでしょうか、
  (悪くも取れますが)溜め・引っかかりの皆無なサウンドは、直線的に、刺激的に切れ込んできます。
◆とにもかくにもあっさり・さっぱりとしたサウンド。
  今回のMS-12A TSにも採用している通り、FURUTECHのプラグは抜群にS/Nが高いのが最大の魅力です。
  この『FI-28 R&FI-28M R』を使用すると4TCもかなり高いS/N感となり、
  贅肉の一切無いスリム&タイトサウンドは硬質でハイスピードなジャンルには欠かせない要素です。

【『MS-12A TS』が4TCよりも『優れている(好み)』と感じた点】
◆何と言ってもS/Nの高さ。
  「黒江的感覚」ですが、僕は…
  『S/Nはそのままで情報量が高くなると、音量が大きくなったように聴こえ、』
  『情報量はそのままでS/Nが高くなると、音量が小さくなったように聴こえる。』
  …もの(一概ではないですが、多くは)と考えています。
  まず4TCを聴いた後に、このケーブルを聴いた時、
  正に「音量が下がった=荒っぽさが無くなった=クリアになった」と感じました。
  前述の通り、4TCもプラグを同等のもの(FI-28 R&FI-28M R)にすることで僅差にはなりますが、
  聴き比べると『音の埋まっていない(鳴っていない)スペースの静寂感』などに明らかな違いを感じることが出来ます。
  また、S/Nの高さは『音』そのものにも影響を受けていて、少々ギザギザ感のある4TCに対して、
  MS-12A TSは整っていて、且つ安定感があり、切る度に少し表情が変わる4TCと比べて、
  MS-12A TSはどこで切っても同じ表情の金太郎(飴)といった印象です。
◆高い解像度。
  特に低域が顕著ですが、ややローカット気味の4TCと比べると『1段深く低音が沈み込む』印象です。
  (4TCが浅いのではなく、MS-12A TSが非常に優秀とも言えますが。)
  かといって、低音が唸ったり、暴れたりすることがなく、きちんと制御されているといった感じです。

【どちらが良い悪いではなく、総合的に感じたこと。】
◆『点』のインパクトが秀逸な4TC/『面』のインパクトが秀逸なMS-12A TS
  キーン・カーンといったカップ打ち(シンバルの中央(芯)付近を叩く音)などは、
  鋭利・鋭角な4TCの方がリアルに聴こえますが、
  スネアやバスドラのインパクト音は明らかにMS-12A TSが鮮烈・明確にリアルなサウンドです。
◆歪めば歪むほど細かいザラザラ感が活きる4TC/ピッキングのタッチも正確なMS-12A TS
  ひょっとしたら録音されている音よりも歪んでしまっているのかもしれませんが(笑)、
  4TCの荒っぽさが活きてくる面も。
  MS-12A TSは4TCに比べれば歪み感が抑えられているようにも聴こえますが、
  ピッキングの加減なども正確に感じますし、音の表面のディテールが細かく見える印象です。

【MS-12A TS お勧めポイント】
今まで色々なケーブルを試してきましたが、粗すぎず、抑えすぎず、シャープすぎることもなく、鈍足でもなく…と、
かなりニュートラル感・バランス感の良好なモデルであると自負しています。
オリジナルのMS-12Aを聴いた時「S/Nがもう少し良くなれば、相乗効果で気になる点も改善されるのでは?」と、
感じていた点がものの見事にクリア出来ていたのでよかったです。

同価格のケーブルと比べた場合、勝手な基準ですが…
S/N感:◎
スピード感:○
帯域バランス:◎
シャープ・タイト感:○
硬質感:○
軟らかさ:△
マイルド感:△
重厚感:△
輪郭・切れ:○
音場:△
音像:○
…と、硬質感などを例にするなら、「緩くはないけど、もっとシャープなケーブルはある。」といった感じです。
メタルはもちろん、ロック・ポップス・ハウスやクラブなどなど10代~30代を中心リスナーに持つ音楽ジャンルにお勧めです!
初回入荷数に限りがございますので、お求めはお早めに!

P.S.
もちろん、僕がイケる!と思って実現させたことですから自信はありますが、万人に好評だとは思っていませんので
このレポートをよくご覧いただいてご購入いただければと思います。
(非常に高価なプラグを使用していますので、お買い得感はあるかと思います!)
あ、そうそう、オリジナルは1.2mと1.8mの2種類なのですが、1.2mだとラックの上部に届かなかったり、
1.8mだと(ケーブルがやや硬めですし)長すぎて持て余したりしてしまったので1.5mという「絶妙な」長さもイチオシポイントです!(笑)

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KIMBER KABLE 4TC vs NORDOST WYREWIZARD SPELLBINDER

火曜日, 9月 29th, 2009

本来は先日ご紹介した『MONITOR AUDIO RX1』のその後のお話を…と思っていたのですが、その過程でタイトルにある2種類のケーブルの聴き比べに思わず没頭してしまったので、先にレポートさせて頂こうと思います。

【ハイスピード頂上決戦?分解能の4TC vs 輪郭のSPELLBINDER】

先に述べておきたいのは、上記にもある通り、双方共にハイスピードであるということです。
加えて「輪郭のSPELLBINDER」と書きましたが4TCの輪郭も当然、しっかりとしています。
価格は1mあたりでKIMBERが5,250円、NORDOSTが1,260円とこの差は大きい!(4TCは以前は4,000円くらいだったのです。)
その上での解説となります。

【4TC】
●S/N感・音抜け・解像度などなど、どれを取ってもさすがに1枚上手です。
●何より頭抜けてリードしたのが分解能。音の細かさ、粒子感は大袈裟に言えば「4TCを砂粒とするならば、SPELLBINDERは石ころ」とでも言えるくらいに『SPELLBINDERが粗いのではなく、4TCの粒子感が細かい』のです。
●音の切れ、エッジの鋭さ、歪みの乗り方もやはり1枚も2枚も上手。
●ただし、非常に質素というか、無機質というか、響きや余韻も(録音されているものよりも)削られているかな…?と思うほどに華やぎの無い傾向です。

【WYREWIZARD SPELLBINDER】
●さすがに僕の大好きな単線(導体が1本だけ)のサウンドで、インパクト音・アタック音が明瞭でストレートに音を放出しくる傾向です。
●音の切れは「切れてはいるけど4TCに比べるとやや滑らかな切れ」といった印象。(4TCが直角カーブならSPELLBINDERは丸い急カーブ。)
●エッジも「鋭利な感じではなく、輪郭線の太い」という印象。
●歪みの乗り方は4TCでは明確に聴こえる「ディストーションが、『ほんの僅かに』オーバードライブより」といった感じ。
●輪郭もシャープ、低域もタイトで、メリハリがあって明るめで「テンションが高めの音」とか「ハジけた感じのサウンド」なんて言い方がハマりそうです。
●スピード感はわずかにWYREWIZARD SPELLBINDERの方が優勢かな…?
●ただし、(僕の基準からすると)音が全体的に膨張気味(付帯音というか、ベールが掛かっているというか、皮の厚い音というか)で芯も太く、鈍く響くような傾向があります。
●それでも、数々の(黒江的には)使えないSPケーブルの中においては優秀ですし、ロック/ポップ/メタルに使える1本として堂々のラインナップ入り決定には間違いありません。
●なんたって、見た目も細身でシンプルでカッコいいし、価格も手ごろではないかと。

【結論】
さすがに4TCは良いです!が、CPはWYREWIZARD SPELLBINDERの方が良いと判断しました。
なお、4TCの利点は音数が多ければ多いほど、歪みが強ければ強いほどリードする傾向ですので、ご予算や一番よく聴くジャンルに合わせてセレクトしていただければと思います。

P.S.
まだ未確認ですが、WYREWIZARD SPELLBINDERは6Nとか7Nじゃないのかな…?と思うのです。
(僕は)「膨張気味」と捉えた音の音色が濃厚になったり、艶が乗って(わずかに)ギラギラしたような感じが、何ともそう思えて仕方がありません。
4N~5Nくらいで作ってくれないかなぁ…。

あ、『WYREWIZARD SPELLBINDER』はザ・ステレオ屋でご購入いただけます!(メールください!)

商品のお問い合わせ/ご注文/その他は黒江直通メールにてお願いします。
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TIGLON MS-12A改 [ザ・ステレオ屋ver.]

金曜日, 9月 18th, 2009

今日は3連続の投稿です!

タイトルの通りですが、先日ご紹介したTIGLON MS-12Aに当店オリジナルのカスタマイズモデルが誕生します!
…って、カスタマイズなんて言ってもただプラグを上位モデルに交換しただけですが。(笑)

プラグには「FI-20 R&FI-20M R/FI-25 R&FI-25M R」と当店のベストプラグとして君臨し続けるフルテック社の新たなロジウムモデル「FI-28(R)&FI-28M(R)」です。

このザ・ステレオ屋オリジナルの『MS-12A改』をノーマルのMS-12Aと比べると…
●S/Nがかなり向上しています。
●高域が(出ていなかったところまで)伸び、低域も(出ていなかったところまで)沈み込んでいてレンジ感が増しています。
●解像度(音の細かさ)が改善しています。
…と、項目的にはたったこの3点です。
(飛躍的に向上!とか、別次元です!なんてことは言いません。)

が、伴う(良い意味での)副作用と言いますか、相乗効果も多く、
●音像定位が向上しています。
●音から余計な贅肉(付帯音)が落ち、1音1音も明瞭に。
●抜け、キレ、立ち上がりが明確に。
●いわゆるハイスピードに。
などなど、かなりの進歩/進化をしています。

前回のレポートで僕がもう少しと思っていた点や、書いていた点が上手く改善されていると思います。
…って、ノーマルモデルを聴いて「このプラグにすればこうなるだろうなぁ」とすぐ思ったので、実行したまでなのですが。

近々に正式な発表をさせて頂きます。ご期待ください!

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NODOST MAGUS

土曜日, 9月 12th, 2009

この度、NODOST社の電源ケーブルがPASS(Laboratories)のオプションケーブルとして販売開始されました。
オプションケーブルと言ってもPASSの製品にしか使えないわけではなく、通常のコンセントプラグ(3P)にインレット(IEC 15A)ですのでどんな機器にも使用可能なのですが、ノードスト社の線材構造上、日本のPSE規格に通らないため、このような扱いとなっています。

逆に言えば、「通常は入手し難い構造=規格品では出せないサウンド」とも言えますし、確かにその構造から来るメリットを感じさせてくれます。

【NODOSTらしいスピード感とNODOSTらしくないワイルドさ。】

ちょっと意外かもしれませんけど、一言だとこんなイメージです。
※はじめに断っておきますと、この「最も下位のモデルは」ということです。

ノードストって、以前からハイスピード、ハイ・スピードって自称していましたけど、僕にとっては(まず先に言うほどの)ハイスピードではなくて「音が細かく、あっさり系で、抜けが良い。」といった印象で、スピード感は「とっても」ではなく、「まずまず」という感じでした。

そんな今までの印象を持ちつつ、今回のMAGUSを聴いてみた(主に「GRACE design m902/NuForce Stereo 8.5」にて)のですが…
●今まで聴いてきたものよりもレンジは狭め、だけど、中域がしっかりしていて高域、低域がでしゃばらない。
●きめ細かいという感じではないけど、もちろん目が粗いということではなく、神経質すぎない程度に分解されているといった感じ。
●音がピシッとかたどられて、張り出す感じ。
●輪郭がしっかりしていて、キレが良い。
●今まで聴いてきたものよりも断然ハイスピード。
…と、そんな感じです。

約40万円(!)という、VALHALLAも聴いてみましたが、このMAGUSはどうやらNODOSTでありながらも少し異端児のサウンドを持っている様子。

先にVALHALLAの方のショートレビューを書いちゃいましょう。
●一番「珍しい!」&「これ面白い!」と感じたのは、高級モデルなのに低域の量感が全然無い(少ない)こと。
 (オーディオ機器もそうだけど、ケーブル類も普通はやたらと低域が主張してくるモノが多いのに…。)
●なので、帯域バランスは高域が一番強めで、低域が一番弱めの「▽逆三角形タイプ」。
 (高価な大型フロアスピーカーを使用されていて、低域がブンブン/ボンボン(失礼かもだけど)バカ鳴りしている方にはぜひ一度聴いて頂きたいです。)
●さすがに解像度、S/Nなんかは抜群。
●音はしっとり、少し水っぽくて艶のある傾向(=シルキー?)。
●余韻なんかもかなり細やかで綺麗です。
それで、2モデルを聴き比べて分かった(感じた)のですが、
「そうか、NODOSTの言うハイスピードっていうのは音場のスピード感(超端的に例えれば、パラパラマンガをめくる速さ)だったんだ。」
と思ったのです。

でも、MAGUSは立ち上がりが速く、インパクト音も良好、エッジもしっかり、キレも上々なので、僕の思うハイスピード。
ひとしきり聴き終えたので、最後に資料に目を通してみるとMAGUSだけは銅線で、その他は純銀線です。
「なるほど(MAGUSは異端児的だったり、VALHALLAは艶っぽかったり)」と思う点も多く、なんとなく納得しました。
(でも、銀だからこう、銅だからああ、とは決めつけてません。)

…(銀線を使った高級モデルが代名詞であるブランドなのに)最廉価モデルで銅線のケーブルを高評価しちゃうのが僕らしいというか、なんというか…。(^-^;

輸入元エレクトリの公式サイトなどに情報が掲載されていませんので、価格表を掲示しておきます。

MAGUS (2m) 28,350円 ※MAGUSは2mのみの展開。(長尺の特注も無し。)
SHIVA (1m) 43,050円
SHIVA (2m) 52,500円 +12,600円/1m
VISHNU (1m) 86,100円
VISHNU (2m) 94,500円 +21,000円/1m
BRAHMA (1m) 189,000円
BRAHMA (2m) 210,000円 +42,000円/1m
VALHALLA (1m) 388,500円
VALHALLA (2m) 430,500円 +94,500円/1m
ODIN (1m) 1,470,000円
ODIN (2m) 2,100,000円 +682,500円/1m
★特別販売価格などお問い合わせください!

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TIGLON MS-12A

金曜日, 8月 28th, 2009

3エントリー連続となりますが、TIGLONブランドの(既製品)ケーブルより最後のモデルです。

この[MS-12A]は先日の電源ケーブル[MGL-1000A]の下位モデルといった位置づけですが、(型番の法則性からも?)一般的なものの下位モデル(ただ線材の太さを小さくしたなど)とは異なるようです。

※実際に[MGL-1000A]は超極細の高純度銅を57本束ねたものを1本とし、更にこれを7本束ねたものを1芯とし、3芯に(+極1芯/-極1芯/アース1芯)編み込まれていて、[MS-12A]は同じく超極細ではあるものの、もう少し太い銅線を束ねたものを1本=1芯となり、(+極1芯/-極1芯/アース1芯)の3芯構造のようです。(再度確認中です。)

上位モデルの[MGL-1000R]は少し音に丸みが出たり、音のエッジに滲みが出たり、音に少し潤いや艶あると書きましたが、導体の断面積や銅線の細さ(今までの経験上、細いものをたくさん束ねたものは音が軟らかい)などからも、どことなく納得できるような気がします。

…と、とりあえず構造上や理屈はどうでも良いとして、[MS-12A]を聴いた感想ですが、
●上位モデルほどではないが、やはりマグネシウムシールドの恩恵かS/Nがすごくイイ感じです。
●音の力感/エッジ/押し出し/アタックなどが損なわれず、型くずれや抑え込まれる感じがない。
●音の芯は少し太め、肉付きはほどほどあるけど硬め(贅肉っぽくない)、その肉の周りにしっかりとした輪郭があるイメージです。
●欲を言えばレンジは高音-低音ともう少し欲しい気もしますが、バーターしてしまう要素もありそうなので必要十分かな…と。
バランスも良いし、低域も締まっているし、久しぶりに個人的に欲しくなったケーブルでした。
(入手したら絶対プラグ交換するだろうな…。)

…と、いうことでTIGLONケーブル3種のレポート完結です。
どれも買いですが、『黒江的サウンド』の好みからすると上位モデルは『ワンポイントを上手い位置に』、今回の[MS-12A]は『かなり買い』ではないでしょうか。

http://www.tiglon.jp/ms12-a.html

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TIGLON MGL-1000A

水曜日, 8月 26th, 2009

一つ前(昨日)のエントリーに引き続き、TIGLONブランドの電源ケーブルのご紹介です。

昨日のラインケーブルと同様ですが、ラインケーブルのそれ以上に突出したS/N感の良さはかなり高額な部類の電源ケーブルにも引けを取らないものがあると思います。

例えば「イントロに一瞬の間が入ってから出だしの音が鳴り始める」ような曲などでは、MGL-1000Aは一瞬「シンッ」と静まりかえる中に突如として音がではじめるのですが、他のケーブルではこの静寂にどことなくザワザワとしたものが感じられます。

加えて、ギターの弦がわずかに擦れるような音、少し奥の方で鳴っている小さな音、微かに残る残響などがしっかりと再現されていて音場の見通しがとても良好です。

…と、とにかく先日のMGL-1000Rでも述べている通り、S/Nの良さからくる利点が非常に多く、オーディオにおける『S/Nの大切さという原点に立ったケーブル』といった印象です。

MGL-1000Rと同じく(あまりシールド的な音にならないと書いた)マグネシウムシールドを特徴としますが、こちらは少し音に丸みが出たり、音のエッジに滲みが出たり、音に少し潤いや艶が乗せられている印象があるので個人的には僕のもっとも好むタイプではありません。(シールド云々ではなく、線材からくるキャラクターと推測しますが…。)

が、いずれも大きく脚色されるような程度ではありませんので、むしろこれらを良しとされる方も多いと思われますし、良く言えば「えぐみが取れ、ささくれ立った感じが解消される」とも言えると思います。

…と、色々と書きましたが、(ぴったんこの好みではないものの)その高い基本性能を取り入れるべく現在ザ・ステレオ屋オーディオルームのメインコンセント→タップ間用に使用中です。
(この位置での使用は全体に効き目[高S/N感]が行き渡りますが、機器に直結するケーブルの方がキャラクターが強く反映されるので前述の脚色感はより薄まります。)

http://www.tiglon.jp/mgl1000-a.html

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