Archive for 3月, 2022

『音楽』から『音画句』へ

土曜日, 3月 12th, 2022

今回はレポートではなく新トピックの予告?です。

連載中の音楽誌「BURRN!」にて取り上げているトピックの一部を後々に当ブログでもフォローしようと思っておりますが、そのシンボルとして黒江が勝手に作った造語を軸とさせていただいており、それがタイトルの『音画句』となります。

『音楽』→『音画句』
《※黒江考案の当て字ですので一般化されてはおりません、字面の持つ意味は音と画(映像)と句(歌詞やテロップ、その他の文字情報)となります。》

どんなコンテンツになるかは未知数ですが、過去から未来の音楽変遷を振り返ったり、占ったりという感じです。
掲載スケジュールも未定ですが、目に留まりましたらご一読いただけると嬉しいです。
よろしくお願いいたします。

P.S.
様々なサイト・SNSなどで『音画句』をサーチしてみましたが、今のところヒットしていないワードでしたので、おそらく黒江が第一命名者ではないかと思われます。(たぶん笑)

↑追記
バンド名?のようなもので『音画句』を使われている団体が一つあるようですが、意味を持つ言葉の定義としては「第一人者」という意味です。誤解を招かないように念のため加筆させていただきます。

MYTEK LIBERTY DAC II

金曜日, 3月 4th, 2022

今回はリリースが解禁されたばかりのMYTEK(マイテック:国内ではMytek DigitalまたはMytek Audioと称されている場合もあります)からの新製品をレポートさせていただきます。

MYTEK LIBERTY DAC II の動画はこちら↓
https://youtu.be/P-OL3T8MWsY

『水を得た魚か、魚を得た水か。』

まずはじめに、当プロダクトの基本的な機能は単体のDACまたは(DAC機能内蔵の)ヘッドフォンアンプとなっておりますが、当レポート(当店)ではDAC機能付きのプリアンプとして採用しております。
同社の兄弟機に於いては同様の製品仕様にてプリアンプとしても機能する旨の記載があり、大きく趣旨から逸れている訳ではないものの、メーカー公認の使用方法でないことは先に触れておこうと思います。

なお、単体DACで使用する際はLIBERTY DAC IIのボリュームを最大(または最大付近)にしてRCAまたはXLRのアナログ出力をアンプの入力部に入れます。
一方、ヘッドフォンアンプで使用する際は機体前面のヘッドフォン端子にヘッドフォンを挿すことでボリュームはヘッドフォン出力のレベルになります。
この時、(日中と夜などで)ヘッドフォンアンプ使用とDACないし、プリアンプでの使用を兼務している場合はヘッドフォンに過大な出力が送られてしまうなどの危険性がありますので注意が必要です。(←仔細未確認ですが。)

また、当レポート内(動画)に於いては当店の現リファレンス機の1つである『Nmode X-PW1 MKII』をパワーアンプとして使用した際のサウンドについて述べさせていただいており、他のパワーアンプとの組み合わせとは見解が異なる可能性がありますこと予めご理解いただけますと幸いです。

■MYTEK Audio [LIBERTY DAC II] with Nmode X-PW1 MKII
●一聴してすぐに感じられるS/N感の高さが印象的であり、(PW1単体使用時に比べ)背景ノイズが皆無とも言えるほどに収まっていて、非常にクリアな見通しのサウンドとなっております。
●1音1音、各パートの展開が前後左右上下すべてに於いて高分解・高解像度になっており(PW1単体使用時では)やや散らかっていたり、しっかりセパレーションし切れていなかった箇所などのセパレーションや定位感が非常に向上しております。
●高域~低域にかけての量感・帯域バランスも良好であり、(PW1単体使用時ではやや低域方向に伸びがなく、薄かった)低音の量感も一伸び~二伸びしつつもぼやけることは無く、しっかりと定位するタイトさと安定感を感じます。
●(PW1単体使用時では良くも悪くもジャギジャギとした荒々しい立ち上がりでしたが)LIBERTY DAC IIを介することでスパッとした、スッとした、切れを保ちつつもスムースで鋭敏な立ち上がりに昇華した印象で、全体のスピード感も“荒々しいスピード感”から“空間を切り裂くようなスマートなスピード感”へとイメージチェンジしています。
●(動画でも述べていますが)全体を通して、1音1音の鮮度感、純度、クリア感が(PW1単体使用時に比べて)改善されており、それでいてシャープさや音の抜けなどもより鮮明になっているため、これといった悪影響・デメリットは一切感じさせません。元来、X-PW1 MKII単体のサウンドも非常に気に入っておりましたが(動画のリファレンスとしても採用)、X-PW1 MKIIのウィークポイントを「ほぼ総て補完した」と思わせられたほどにX-PW1 MKIIとの相性は高いと考察しております。
(※そもそもX-PW1 MKII自体がパワーアンプであり、簡易ボリュームを搭載していることからプリメインアンプ代わりに使っていたのですから[→そもそも簡易ボリュームに高い音質を望めない]当然と言えば当然の結果とも言えます。)
○強いて言えば、高域のギンギン、ギャンギャンとした荒々しさ、刺々しさがたまに欲しくなるような気もします…。
黒江的好み度:S (但し、LIBERTY DAC II with X-PW1 MKIIの組み合わせ前提で。)

…ということで、久しぶりの大ヒットとなりました。
(動画でも述べていますが)ロック・メタル・ポップス系(&ビート系やトラック系も)などにはぜひオススメさせていただきたいと思っております。

また、当然の如く、店頭導入を決めましたので今後の動画は『LIBERTY DAC II with Nmode X-PW1 MKII』をリファレンスアンプとして登場させる予定ですので今後の動画でも引き続きサウンドの傾向は聴いていただくことができるかと思います。
(やっとX-PW1 MKIIの相棒が見つかりました。)

お問い合わせ等、気軽にお願いいたします。
manager@digitalside.net
または
0459033900

P.S.
そういう意味合いでの見出しであったわけですが、元々PW1のサウンドに惚れ込んでいたわけですから『魚を得た水』が正解なのかもしれませんね。