ELAC DS-A101-G

今回はやや遅ればせながらになりますが、以前から非常に気に入っているリファレンスアンプをレポートいたします。

【機能性・機動性と抜群のサウンドに省スペースとGoodデザインの名品。】

まずはじめに動画配信(下記URL)の詳細欄でも述べている通り、このアンプのサウンドは旧モデル(EA101EQ-G)とほぼ準じているためレポートを率先して書いておりませんでしたが、その後使い続けてゆくにしたがって“どんどん魅力に取り込まれる”プロダクトでもありましたので少し遅ればせながらになりますが題材とさせていただきました。

動画URL
DALI OPTICON 1 and ELAC DS-A101-G
https://www.youtube.com/watch?v=75Y6XwqZKsY

Nmode X-PW1 MKII vs ELAC DS-A101-G
https://www.youtube.com/watch?v=P2X6YDIeTVA

旧モデルEA101EQ-Gのレポート
http://www.digitalside.net/?p=967

サウンドの特徴などはEA101EQ-Gのレポートを参考にしていただければと思いますが、改めて聴き直してみると新モデルDS-A101-Gは旧モデルEA101EQ-Gよりもクリア感、抜け感が改善されていてよりハイレベルのサウンドになっている印象があります。
(クリアさと抜け感が向上することで、1音1音のキレや定位感、スピード感も相乗的に改善されており(黒江的に)より好みに近づいてはおりますが、旧モデルでも既に好み度[S]とさせていただいておりますので好み度は引き続き[S]にしたいと思います。)
とは言え、やはり全体的にパワフル・ドライブ感・アグレッシブといったワードの方が直感的に浮かびやすいサウンドが基調となっておりますが、その分歌物やアコースティックなどはより自然なナチュラルテイストとも言えますし、硬質系・寒色系のサウンドではないことからも(ジャンルを選ばない)“ストレートな傾向のアンプ”といった位置付けでよいかと思われます。

…と、今回あえてレポートを書こうと思った最大の動機ですが、見出しの通り、その機能性・機動性が1つにあります。
まずは豊富な入力端子(機能)として、LINE入力(2系統)・同軸デジタル(COAXIAL[COAX])・光デジタル(OPTICAL)・有線LAN(ETHERNET)・無線LAN(Wi-Fi)・Bluetoothなどを装備しており、(おそらく)オーディオ周りほぼすべてのプレーヤーなどを接続することが可能です。
中でも注目なのがネットワーク対応という点であり、音楽サーバー(DLNA/UPnP)やSpotify、AirPlayやRoonを気軽に手軽に楽しめるのが「正直こんなに有意義だったとは」実は最近まで気が付いておりませんでした。
※音楽サーバーの再生は各種別アプリを使用(アプリに拠って操作に難点が生じることもございますが、環境依存の問題でもありますので詳細なサポートは出来ない場合がございます。)

なお、この有意義さにはもう1つのポイントがあるのですが、それが(スマホ)アプリの存在です。
製品と同名のDS-A101-Gというアプリでは「各種入力の切り替え」「ボリューム制御」などの機能は当然のこと「(高音・低音の加減を調整できる)イコライザー機能」「(サブウーファー端子に繋いでいれば)サブウーファーの音量調整」「スピーカーの左右バランス」「ディスプレイの輝度調整」などなど、ほぼすべての機能をアプリだけでコントロールできるので、アンプに触ることなく(近寄る必要も無く)思い通りに使うことが可能です。

…ということで(元々はサウンドだけでも高評価だったので)サウンドは抜群でありましたが、使い込んでみたら「機能の充実さ、便利さに驚いた」ということで、多くの方にお勧めしやすい1台ではないかと思っております。

P.S.
個人的にはデザインも非常に好みです。
デザインの好み度:S (笑)

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