動画配信はじめました。

8月 11th, 2020

https://www.youtube.com/channel/UCwjwrTCAFo2D_EsTm5LqrWg

オンラインショップ開設しました。

3月 16th, 2018

この度、(既存のショッピングモール型ではない)直営型のショッピングサイトを開設しましたのでご案内させていただきます。

『ザ・ステレオ屋 オンラインショップ(BASE店)』
https://digitalside.thebase.in/

こちらでしかお求めいただけない商品もございますので、上記ショップをご利用いただくか直接のお問い合わせをいただけますと幸いです。
manager@digitalside.net
045-903-3900

『上記ショップ扱い製品の一例』
Vienna acoustics HAYDN GRAND SYMPHONY EDITION
marantz SA-10
marantz PM-10
marantz SA-12
marantz PM-12
DENON DCD-SX11
DENON PMA-SX11
Pro-Ject Essential III
YAMAHA CD-S3000
YAMAHA A-S3000
YAMAHA RX-A3070
(既存のモール型共々)
今後ともよろしくお願いいたします。

AIRPULSE A80

9月 12th, 2020

今回は(非常に良好なサウンドの本格派オーディオに於いては)比較的お求めやすいオールインワンシステムをご紹介させていただきます。

【機能・サウンド・サイズの三拍子を揃えた新世代アクティブモニター。】

前回のTRANSPARENT SOUND [TRANSPARENT SPEAKER] [SMALL TRANSPARENT SPEAKER]に続いてのオールインワン系となりますが、一筐体に総てが収められていたワンボックスタイプのTRANSPARENT SPEAKERとは異なり、AIRPULSE A80は左右のスピーカーが独立したセパレートタイプになっております。
右チャンネル側のスピーカーにアンプ等がすべて収められており、右チャンネルに電源ケーブルを接続し、右チャンネルと左チャンネルを(左チャンネルの音声信号で)1本のケーブルで接続するだけでシステムは完成です。

今回は(動画配信同様)オーディオ専用のCDプレーヤーを用いず、パソコンとAIRPULSE A80をBluetoothまたはUSB接続で音源(CD・ファイル・Youtube等)を再生していますが、LINE入力(RCA)で専用CDプレーヤーを接続することも可能なため音質の伸びしろはまだ残しています。

■AIRPULSE [A80]
●スピード感に優れ、音の切れ、立ち上がりなどコンパクトモニターの長所が活かされた、総じて(価格帯を超えた)ハイクオリティなサウンドとなっております。
●クリアでシャープなところからもハイスピード系に分類され、端正で鮮烈さを感じさせる印象が強く、癖の少ないモニター調の傾向に位置付けられます。
●低音の量感はサイズ的にもやや抑え気味ではありますがタイトで緩みが無く明瞭です。無理のない帯域バランスとなっており、高域~低域の位相特性(高音~低音までずれなく聴こえる)も優秀です。
●全体的なサウンドの印象は、やや硬質傾向でやや明るめで、しっとりとした音色を出してくる傾向ではありません。
○コンパクトモニターのウィークポイントでもありますが、サウンドのスケール感はあまり無く部屋いっぱいに音場が広がるような鳴り方はできません。
○サイズ的に低音の量感はどうしても控えめになりますが、ウーファー出力を搭載しているので低音の強化を図ることができます。

…という感じですが、サイズやプライスを考えると『極めてCPに優れたクオリティ』と言え、久しぶりに驚きのサウンドです。
RCA・USB・Bluetooth・光デジタルと入力も豊富であり、リビングでもデスクトップでも使いやすく、(本格的なオーディオをはじめる)最初の1台としても、すでにシステムをお持ちの方のサブとしてもお勧めしやすいプロダクトです。
(最初の1台として購入後に、しっかりとしたシステムを構築し、後にサブに回す。という流れでも使い回しが効きやすいかと思います。)

マイナスポイントを挙げるとすれば、操作系統や入力端子が(マスターの)右チャンネルの背面に集約されているので右chの背面へのアクセスがしやすい環境にしたい点があります。(左右chを入れ替えられるとより便利になりそうですが、そういった機能はありません。)
また、左右のスピーカーを繋ぐケーブルが結構な太さなので、なかなかの存在感&(見た目と質量ともに)重量感があるのも少し残念なポイントです。

とは言え、『ちゃんとした音』(→黒江的にはこのクオリティくらいからが本当にいい音と言える出発点)が出るオーディオとしては最小単位である『左右のスピーカーだけ』でシステムが成立しますので、ビギナーさんにとにかくお勧めしたいです。
『スマホ・タブレット・パソコンで聴く音も決して悪くはないですが、もうちょっといい音で聴いてみようかな』と思った方はぜひご検討されてみてください。

TRANSPARENT SOUND TRANSPARENT SPEAKER

7月 4th, 2020

今回は北欧スウェーデンから日本初上陸となった(ブランド名)TRANSPARENT SOUNDの(商品名)TRANSPARENT SPEAKER(SMALL TRANSPARENT SPEAKER)をレポートさせていただきます。

【デザインと感性の向こう側に見える音。】

まずは“TRANSPARENT SOUND”のプロダクトを見たことが無い方ばかりだと思われるので(正規)輸入代理店のページをご覧いただくところから、このレポートを読み始めていただけたらと思います。
https://navys.jp/transparentspeaker/

一見してお分かりいただける通り、黒江のブログでは非常に希少となる「ALL IN ONE」タイプの製品です。(オールインワンと呼ぶには少々物足りない気もしますが…。※後述)
この手のALL IN ONEタイプは、これまでにもオーディオ専門・専業メーカーからも数多の製品が生み出され、その度に当然のこととして試聴を重ねたものです。…が、その上で過去に殆ど取り上げてこなかったのは、正直に言って『単品コンポーネントから得られるサウンド・機能・自由度にはおおよそ程遠い』『デザインコンシャス(素材の質感)に傾倒しており音響面への配慮がおろそか』といった、あくまでファニチャー・ラグジュアリー・インテリア路線がメインなのだと感じ取れてしまうからです。

その上で、決して期待を持たずにTRANSPARENT SOUNDと対面の日を迎えることになりました。
一見すると水槽っぽくも見えるガラス張りのキャビネットに無造作(…ではなく計算されているのでしょうけど)にスピーカーユニットとアンプが搭載され、(黒江的には)シンプルイズベスト的ないわゆる「無機質系デザイン」(好み)の部類です。あらためて実物を見ると(家具調などとは異なり)意外とオーディオらしいルックスなことに気が付きますが、インテリアとして見ても、ガジェットとして見てもくどさが無く強烈な存在感があるわけでもないのがプラスポイントでしょうか。
WHITEのSMALL TRANSPARENT SPEAKERはA4用紙を横にしたくらいのバッフルサイズに左ch・右ch1つずつのユニット、BLACKのTRANSPARENT SPEAKERはA4用紙を縦に2枚分(つまりA3用紙)くらいのバッフルサイズに左ch・右ch1つずつのユニットに加えてウーファーユニットが搭載されています。

やはり所詮インテリア(重視に音が出せるオマケ機能)なのか、それともオーディオとして認められるパフォーマンスを見せてくれるのでしょうか…。
(まずは小型のSMALLからです。)

■TRANSPARENT SOUND [SMALL TRANSPARENT SPEAKER]
●パッと聴きで思わず「悪くないじゃない!」と笑いこぼしてしまったくらいに“普通(以上)に聴けるサウンド”になっています。(あくまでもオーディオ機器ブランドでは無いため、頂いた資料では仕様等不明な点が多いのですが)構造は至ってシンプルでキャビネットは「金属フレーム」に「ガラス板(強化ガラス)」で形成されており、筐体底部に搭載されたデジタルアンプから(おそらくネットワークを経由せず)ガラスバッフルにマウントされたユニットからサウンドが放たれます。
●キャビネットに木材やプラスチックなどが使われていない事や、金属とガラスの硬質系が素材の中心であることなどから緩みのないサウンド傾向が産み出されていると推測しており、加えてユニットが(おそらく)シングルコーンタイプの全帯域タイプを使用し、アンプからストレートな信号を送り出すことによって色付けの無い素直なサウンドを実現していることと思われます。
●シングル(1way)ユニットで高域~低域をカバーしていることからも、1音1音のシャープさはあまり高くはないもののスピード感・切れ・抜けなどは上々であり、クリアで疾走感の高いハイスピード系が基調となります。加えて、音が抑え込まれる様子もなく鳴りっぷりも良好であるためアグレッシブさも感じさせてくれるのは高評価でした。
○あくまでもシングルユニットのサウンドですので、高音の伸び、重低音あたりのレンジ感は多くを望むことができません。また、大音量時にはアンプの非力さも手伝って(シングルゆえに)少し歪みっぽくなってしまうことも…。
○バッフル面が(前述の通り)A4サイズ程度あるためサウンドステージが狭く、(キャビネット全面にしかサウンドステージが展開されないため)奥行き感もいま一つといったところです。また、音場の狭さに比例してサウンドのスイートスポット(エリア)が狭いのも難点の1つです。
黒江的好み度:A

■TRANSPARENT SOUND [TRANSPARENT SPEAKER]
●“基本的”には(これもおそらくですが)SMALL TRANSPARENT SPEAKERにウーファー加え、その分アンプの出力を上げた仕様ではないかと推測しておりますが、ウーファーユニットが加わることでシングルユニット部の担う周波数帯域の負担が減り、帯域バランス・レンジ感が良好になっている印象です。
●バッフル面もほぼ倍(のA3サイズ)となるためSMALLの良い部分はそのままに音場のセパレーション、1音1音のセパレーションが向上・改善され、1ランク上のオーディオ性能を発揮してくれます。
●少し一生懸命に鳴っていた印象のSMALLに比べ、楽に鳴らせており、大音量時の歪みっぽさも解消されております。
●伴って1音1音のシャープさや分解能もかなり向上しており、かなり“ちゃんとした”オーディオで聴けるサウンドの部類に入っております。(黒江的には下手な単品コンポーネントより評価してしおります。)
○簡易EQ(トーンコントロール)が搭載されておりますが、(黒江的には)BASSは時計の9時~11時、TREBLEは10時~12時辺りがベストポジションと考えており、これ以上・これ以下になると帯域バランスが悪く、一気に混濁化してしまうように思えました。
○SMALLに比べてバッフル面がほぼ倍とは言え、やはりスケール感には乏しく、奥行き感も高望みはできません。また、(ある意味1番のウィークポイント?になるのが)ウーファーが少し右にオフセットされている関係で正面に対峙してシングルユニット側の定位を取るとウーファーから出ているサウンド(中低域)が右に寄ってしまい、ウーファーの定位を優先するとシングルユニット(中高域)の音像定位に“少し”違和感を覚えることになります。
黒江的好み度:A+

…と、あまり解説し慣れていないタイプのプロダクトゆえ色々と述べさせていただきましたが、黒江的には『これなら欲しい!』と思わせてくれるサウンドとなりました。
音的には絶対に大きい方のTRANSPARENT SPEAKERが欲しいのですが、(個人で所有するならセカンド・サブで使うことになるので)スペースファクター的にはチビ(SMALL)の方を購入することになるかと思います。
(卓上やニアフィールドであまり大きな音を出さずに普段使いするのであれば、チビの方がよりシンプルなサウンドで使いやすそうです。)

…が、1つ2つ弱点があり、1つは入力端子(方式)の乏しさで基本はBluetooth(がメイン?)にミニジャック×2のみ、USBもありますがPC/Mac連携のUSB DAC機能では無いようです。
(せめてRCA端子があってセレクターがあれば…と、どうしても思ってしまうのはオーディオ業界じみてしまっているからかな…と。笑)
冒頭で「ALL IN ONE」タイプの製品と書かせていただいているものの、機能面を加味すると「HALF IN ONE」くらいが適当かもしれません。
また、レポートの通り「サウンドの真価を感じるには真正面(耳の高さも)がベストポジション」であるわけですが、製品の方向性としてはインテリア的にさりげなく設置して音楽を楽しめるもの…とも思えるため位置付けが少し悩ましいところです。(普段はさりげなく・ながら聴き・BGMで、集中したい時は正面でガチ聴きもできるかなと。)

ギャンギャンのディストーションもビシビシ鳴るし、金物・スネア・バスも(丸くなったり、寝たりせずに)しっかり立ち上がります。(チビはさすがに控えめですが)ベースラインも緩みなく聴き取れ、シャウトも上々…といつものワードが並べられるのに絶対的なオーディオ製品ではないのは初めてかもしれません。

ホームユースであれば何かとデザイン問題・スペース(配線)問題の出易いリビングやキッチン・寝室を筆頭に、オフィス・カフェバー・美容室・アパレルなどなど、(お問い合わせの多い)「いい音で聴きたいけどオシャレでデザイン的なオーディオ」をお探しであればぜひご検討いただけると幸いです。

なお、(当ブログを以前からご覧いただいていない方)音質面のレビューは激しめのロックやメタル系、ポップス系を主に聴いての分析となりますので予めご理解ください。

トランスペアレントスピーカーの販売はこちら↓で行っております。
https://www.rakuten.co.jp/digitalside/
https://store.shopping.yahoo.co.jp/digitalside/

P.S.
コンポーネントのオーディオが“非”オシャレとは思っておりません!

M&M DESIGN 7N-MA7000II SN-MA3000III

6月 11th, 2020

今回はトライオード社が代理店となり、新たに(コンシューマー)オーディオ市場に展開されることとなったM&M DESIGNのケーブル群をご紹介させていただきます。

【精悍な白銀(しろがね)か、屈強な黒鉄(くろがね)か。】

LINEケーブル(RCA)とスピーカーケーブル(SP)は、ほぼ全て聴き比べさせていただきましたが、全種を1つ1つ取り上げるとかなりの長文になりそうですので、まずは大きく捉えることのできる同ブランドの傾向から述べてみたいと思います。

全体的に共通して感じ取れた印象の中で優先的に並べるとすれば…『ウェルバランス型』『高解像度』『高情報量』『高発色』といった感じになりますが、言葉の印象通りにものすごく突出したキャラクター(個性・特色)を打ち出してくる感じはしません。
もう少し言えば「ウェルバランス」とありますが、このバランスはレンジ感(帯域)のことではなく、全体的な音の感触などを指していて、例えば「ゴリゴリ」「ギンギン」「ギャンギャン」「ビシビシ」などのアクセントの強いワードを印象付けられることが無いタイプということになります。
ですので、この印象を切り出して意地悪く捉えると「(ありきたりの・普遍的な)普通のサウンド」と思われがちですが、このM&M DESIGNは『ウェルバランスでありつつもアグレッシブ(系)』のサウンドとなっており≪サウンドの傾向に強い個性は感じない(押し付け感は無い)けれど、能動的に感じられる≫ような、一見矛盾しそうな持ち味を発揮してくれるブランドに思えます。

…と、この点を踏まえつつ、ラインケーブルをレポートしていきたいと思います。
(コストパフォーマンスの参考までにすべて長さ1mの価格を税別表記にて掲載しておきます。)
■SN-MA1700 (\10,000/1m)
●もっとも安価ながら、(各種コンポーネントの付属品などと入れ替えると)確実に効果を感じられるクオリティがあります。
●やや低重心ではありますが、しっかりとした情報量と解像度があり、帯域バランスも良好で(付属品などに比べて)音のぼやけが取れて明瞭になります。
○上位モデルに比べると基本的音質は、やはり1周り2周り下回ります。(価格的に仕方のないことであり、コスト的には十分満足です。)

■SN-MA2200II (\13,000/1m)
●SN-MA1700にスケール感、より広いレンジ感を加えた傾向です。
○特に低域の情報量に伸びがありますが、黒江的にはかえってそこが難点となってしまいました。個人的にはSN-MA1700の方が好みです。

■SN-MA3000III (\27,000/1m)
●個人的には今回のラインナップ中の注目株(ダークホース?)です。全種ウェルバランス傾向ではありますが、中でももっとも帯域バランスが良く、もっとも素直・ストレートなサウンドに感じられました。
●サウンドのスッキリ感、抜け感も屈指ではないかと思います。
○個人的にもかなり好きなサウンドでしたが、黒江のよく言うハイスピード系の最高形容『キレッキレ』『かなりのハイスピード』『突き抜けるようなクリア感』といった形容までには至らず。もちろん“鈍足”“先丸”“モサモサ”では一切なく、スピード感は上々、音の立ち上がりやエッジ感はややシャープ、サウンドステージもやや広めでクリアです。

■SN-MA5000II (\64,000/1m)
●SN-MA3000IIIとの共通性も感じられますが、SN-MA3000IIIよりも一際情報量が向上し、音の密度感が増してくる印象です。
●サウンドステージもスケール感が向上し、低音の情報量も飛躍します。SN-MA3000IIIとは音色傾向が変わっており、下位からのブラッシュアップモデルという印象よりも、まったく別のモデルといった印象が強いです。(SN-MA2200IIの方が似ているサウンドかもしれません。)
○ここから一気にプライスが上がることもあって少し辛口になりますが、高域方向のレンジ感がややさみしく、低域の量感とスケール感が少し中高域とマッチしていない印象です。

■7N-MA7000II (\100,000/1m)
●個人的には今回のラインナップ中のMVPです。基調は1つ下のモデルSN-MA5000IIよりも2つ下のSN-MA3000IIIに共通性を感じ、SN-MA3000IIIの高域~低域のレンジ感、サウンド全体・1音1音のS/N感などがかなり向上している印象です。
●ラインナップ中ではもっとも音の抜け、音場の見通しなどが高く感じられ、スッキリ感と実像感、情報量とセパレーションなどを併せ持った、高いクオリティに感じられました。
○ソースによってはほんの少し高音(の量感)がきつめに感じられるかもしれません。

■7N-MA9000CORSA (\160,000/1m)
●最高峰のトップエンドモデルだけあって非常に高いクオリティを誇ります。特に音の情報量が非常に多く、1音1音に濃度・密度が感じられます。
●SN-MA5000IIから更にレンジ感、高域の伸び、解像度などを向上させたような印象で、逞しさと優雅さ、力強さなどを兼ね備えています。
○このモデルに関しても音の基調が1つ下の7N-MA7000IIではなく、2つ下のSN-MA5000IIが基調になっているように感じられます。高い解像度と情報量に拠り、丁寧な描写ですがその分少しスピード感が抑えられています。

…ということで、全モデル総じて好印象であり、核となる音の好みに共感(共通性)を見出すことが出来ました。

あくまでも個人的な好みになりますが、
安価なモデル(SN-MA1700 vs SN-MA2200II)ではSN-MA1700に軍配が挙がりました。
SN-MA1700は同ブランドの最エントリーモデルでもあり、ビギナーにもお勧めしやすいかと思います。

次いでリファレンスクラスになりますが、
中位モデル(SN-MA3000III vs SN-MA5000II)ではSN-MA3000IIIに、
上位モデル(7N-MA7000II vs 7N-MA9000CORSA)では7N-MA7000IIに軍配が挙がりましたが、…ここであることに気が付きます。
音の傾向に感じられた印象(と黒江の好み)はプラグが銀色or黒色であるという共通性が見られるということです。
(あくまで私見ということは念を押させていただきますが、)黒江的には銀色のプラグである7N-MA7000IIはSN-MA3000IIIの上位モデルのように感じられ、黒色の7N-MA9000CORSAはSN-MA5000IIの上位モデルのように感じられましたが、個人的には銀プラグの7N-MA7000IIとSN-MA3000IIIの方が好みでした。

エントリークラス
SN-MA1700 >> SN-MA2200II
リファレンスクラス
7N-MA7000II > SN-MA3000III >> 7N-MA9000CORSA > SN-MA5000II

久しぶりにRCAケーブルにお気に入りのラインナップが加わり、とても嬉しい限りです!
(そのうちKIMBER KABLEなどとも比較レポしたいと思います!)

P.S.
↑からも分かりますが、黒江の好み的にはエントリーのSN-MA1700とリファレンスのSN-MA3000IIIはかなりCP的にはお勧めではないかと思います。

LUXMAN D-10X

5月 18th, 2020

今回は、先日のD-03Xに続いて登場したフラグシップCDプレーヤーをご紹介させていただきます。
(結果的にの、結果的にCDプレーヤー4連投となってしまいました…。こんなことってあるのですね。)

【禍根を断ち、晴天をもたらすサウンドに王冠を捧ぐ。】

(意味深な見出しになっておりますが、色々な思いを巡らせつつ…。)
まず先に述べてしまいますが、黒江にとってはこの数年来ではもっとも好評となる“素晴らしい”の一言に尽きるサウンドでございました。
これで先日の『SOULNOTE S-3』と対を成す、最高峰のCDプレーヤーが並び揃ったと言えます。
もちろん、S-3とはサウンド傾向(キャラクター・持ち味・個性)が異なっておりますので、その点も踏まえつつレポートしたいと思います。

■LUXMAN [D-10X]
●傾向としてはクリア系の頂点とも言えるような高いS/N感をベースに錬成されたハイスピードサウンドを基調としています。
●1音1音は非常に高い分解能によって、細密・緻密・繊細に分解されており、別格の域を誇ります。この稀に見る分解感によって雑味や歪みが皆無となり、サウンドが硬質傾向でありつつも刺激的になり過ぎずに(耳の中で)溶けてゆくような上質さを持っています。
●上下(天地)左右のサウンドステージは広大ではありませんが(黒江的には丁度良い広がりで)、奥行き(前後)の空間表現に優れており、上下左右前後の高いセパレーションと空間の静寂感が相まって“無音空間に音が現れる”理想的な(1音1音の)展開が印象的です。
●帯域バランスも上々で、低音域はタイトであり解像感・解像度も非常に優秀です。(ソースによってはやや低音の量感が多く感じられることも…。)
●音のエッジは繊細且つしっかりとした描写となりますが、(音の実像感や輪郭を強調してくる)強いエッジ感を感じさせないシルエットとなります。
●音の立ち上がり、切れも良く、余韻は過不足もなく自然体です。立ち上がり・キレ・余韻・エッジ感などなど全てに於いて“高分解”要素が効いていて繊細でありながら鮮烈なサウンドです。
○黒江個人としては“やや低音の量感が多い”かな…と。(もう少し抑えられていれば↓好み度はS+~初のS++が出たかも?笑)
黒江的好み度:S

…ということで、(2020年5月時点では)アグレッシブ系の最高峰SOULNOTE S-3に対して、ハイスピード系の最高峰LUXMAN D-10Xということになりました。
(※黒江自身がアグレッシブ系よりも少しだけハイスピード系が好きなので、好み度の差はその点だけです。どちらも所有したい…。)

ちなみに、S-3・D-10X共通で低音の量感に言及しておりますが、黒江がコンパクトモニターを好むこと、元来やや薄めの低域が好きであることなどで「自分の方が少数派」であることは自覚しております。
(少なくとも、もう少し大きいスピーカーがリファレンスであればこの量感でちょうどよいのかもしれません。)
…が、(コンパクトモニターに最適化された)もう少しだけ抑えたサウンドを聴けたらな…と思わずにはいられない結果となりました。

とにかく高いS/Nに拠る背景ノイズも1音1音もノイズレスに加えて、びっくりするほどの高分解サウンドが爽快です。
特にシンバル系・シャウト・ディストーション、単音も和音も明晰な表現など“音の粒子感”が必要な要素は極めてハイレベルです。

…と、S-3よりも少しだけ力説してしまいました。(高額ではありますが、価格相応の実力機だと思います!)

TRIODE TRV-CD6SE

5月 14th, 2020

今回はトライオードさんの新製品をレポートさせていただきます。
(結果的にCDプレーヤー3連投となりました。)

【最後のアクセントはループタイ?ネクタイ?】

冒頭でこんなことを述べてはいけないかもしれませんが、レポートを書くつもりがなかったくらいに「良い意味で意外」な感想となりました。
意外とさせていただいたのはトライオードさんと言えば真空管アンプが代名詞のブランドであり、CDプレーヤーの印象はほぼ皆無でもありますし、印象を想像するのならば「やはり真空管らしいサウンド」なのではないかと思っていたからなのですが、いつものようにいつもの曲達を再生してみます…。

■TRIODE [TRV-CD6SE]
●一聴してすぐによぎるのが「思いの外にバシッとしたサウンド」であることです。(真空管がそうだと決めつける気は毛頭ございませんが…)ナローだったり、ファットだったり、スローだったり、ブーミーということはなく、ザ・真空管と思わせるような印象はありません。
●逆に良い面での“真空管らしさ”は随所に見受けられ、ダイナミックさ、鳴りっぷりの良さ、押し出しの強さ、など音にパンチも感じられ、いわゆるアグレッシブ系の傾向を感じ取ることができます。
●かと言って、重厚・濃密になりすぎず、S/N感・解像感・レンジの広さも上々であり、「すっきり爽やか」とはなりませんが、「音抜け、見通し」は良好です。
●全体の帯域バランスも良く、1音1音は緩むことなくタイト、やや硬質よりではありますがニュートラル感も高く、音の色味が薄まらずにしっかりとした発色をしております。
●音の立ち上がりも上々で、ビシッ・バシッと立ち上がり、スーッと力強く伸び、スッと消えていくような躍動性を感じる傾向です。
○ソリッド・シャープ系には分類しないサウンドのため、エッジ感は強くありません。輪郭線は少し太くしっかりとしています。
○音の質感ではほんの少し丸みや太さを感じる面もあります。
○スピード感は鈍足ではないものの(不足感はない程度の)中速くらいに位置します。音の切れも鋭利(キレッキレ)ではなく、「十分にしっかり切れている」くらいでしょうか。
黒江的好み度:A

…ということで、いわゆるアグレッシブ系としてはなかなかの好位置に付けてきてくれました。
『ハイスピードの切れサウンド』ではないものの、黒江的には決して不評となるものではなく、(僕的に一番簡単に例えるなら)ハイスピード&ソリッド系のギターサウンドをフェンダーとメサ(ブギー)で作るとしたら、このTRV-CD6SEはマーシャル・レスポールのギターサウンド。…といったところであり、どちらも必要なサウンドであるものです。
(↑極端に例えていますので、こんなに大袈裟な差異ではありません。)

硬質でハイスピードの切れサウンドでは味わえない、グイッとしたマッシブさがありつつ、スピードも切れもクリアさも落とさないのはなかなか絶妙な(音の)着地点を見つけたような印象を抱きました。

なお、この“TRV-CD6SE”最大の特徴とも言える出力段の切り替えですが、レポートは基本的に総て“トランジスタ”(石)モードでの試聴結果になります。
“チューブ”(球)モードに切り替えて聴いてみると「全体が少しウォーム(温い・暖かいまではいかない)になり、余韻が少し伸びる」感じに切り替わるものの『圧倒的に石の音・圧倒的に球の音』とまでは変化が得られず、意外に小幅な変化と感じられました。
(球の方が抜けが少しいいかも…と思ったりしましたので、石・球の優劣等は評しません。ここでは「球にするとちょっとフワッとしますよ。」くらいでよいかなと。)

P.S.
ちなみに、最後にスペックを確認してみましたが、(石・球に関わらず)真空管のバッファーが掛かっているのですね…。(これが無ければスピード感とキレが上がってもっとハマったのかも!と。笑)

SOULNOTE S-3

4月 14th, 2020

今回は昨年末に登場した、SOULNOTE社の渾身作SACDプレーヤーをレポートさせていただきます。

【Class Aタイプの最高峰に君臨する威風堂々サウンド。】

まず、見出しに「Class A」と入れておりますが、CDプレーヤーですのでアンプのようにクラスでの分類(純A級・AB級・D級など)はありません。
あくまでもサウンドやサウンドを形成する回路設計・設計思想から(アンプで言えば)“Class A”(A級)タイプの傾向であると分類させていただきました。

同社の製品は以前にフラグシップDACのD-2や、ハイエンドアンプのA-2、エントリーモデルのA-0を高く評価(黒江の好みで)させていただいておりますので一読いただけると幸いです。
D-2
http://www.digitalside.net/?p=1056
A-2
http://www.digitalside.net/?p=1076
A-0
http://www.digitalside.net/?p=1019

本作もやはり↑この2機種同様に基本は“ぶっ放してくる傾向”のアグレッシブサウンドです。
…が、さすがの(100万円超え)価格帯であるからには「一度聴いたら黙らせるだけの説得力」がもう一声欲しいところではありますが、その実力やいかに…。

■SOULNOTE [S-3]
●まず先に1つ踏まえておきたいのは、フラグシップDAC[D-2]のノウハウがふんだんに盛り込まれて(ベースになって?)いることです。大きな共通点としてDACチップ『ES9038PRO』を左右で2基ずつ、合計4基搭載しておりサウンドの中核を形成しています。
●その上でD-2を念頭に入れながら述べていきますと、D-2では一聴して高い情報量が印象に残っておりましたが、S-3では情報量もさることながら高いS/N感が印象に残ります。
●サウンドはやはりアグレッシブ系の基調であり、激しくも整然とした1音1音のラッシュが、無音時には(時が静止したかのように)ピタッと止まり、一瞬の静寂感をもたらしてくれます。
●S/N感や情報量に加えて、基本的音質を司る帯域のレンジ感、ダイナミックレンジ、1音1音の雑味の少なさ、音像定位、音場の解像感などなど、サウンド全体において不安を抱く要素は見つかりません。
●躍動感があり、能動的、しっかりとしたエッジ感で音・音楽に存在感がありながらも、雑にならず、上品さも感じられ、派手にふるまうような傾向にもない非常に絶妙なポイントを点いているようなイメージです。
●ハイパワー系にありがちな歪みっぽさもなく、とても研ぎ澄まされています。
○強いて言えば少し低域の量感が強めであり、ソースによってはほんの少し大味(良く言えば大らか)に感じる面も。
○押し込みの強いサウンドのため、広大な奥行き・ストロークを描く傾向ではありません。
黒江的好み度:S-

…ということで、(価格的にも)さすがといいましょうか、「納得」の一言でした。
黒江個人としてはスネアの音が抜群であり「スネアだけでもずっと聴いていられる(笑)」と思ったり、ギターの鳴らし分け(レスポール・ストラト・テレキャス・フライングV・シェクター・ジャクソン・その他、各PUサウンドも)が鮮明に感じます。
シャウト系も良好なのでゴリゴリのメタルから、80’s系メタル・ハードロックなどはもちろんですが、(スネアやギター筆頭に)全体的に1音1音の音色がハイレベルにあるので、意外にも歌物やアコースティックも得意だったりとなかなかの縦横無尽ぶりも魅力ではないかと思いました。
どうしても硬めのモニター系サウンドだと音に神経質になったり、聴いていて少し緊張感があったり…としますが、ビシッとしたサウンドなのに“楽しく音楽が聴ける”と感じたのは久しぶりの出来事だったので妙に嬉しいことでした。

当ブログでも述べている通り、CDプレーヤーはもはや絶滅危惧種(候補)のはずなのですが何故かヒットが続いております。CDが「まだ僕を見捨てないで」と訴えかけているのかも?しれません。^-^;
なお、USBや同軸入力も装備し、DACとしての使用もできますので永く使っていただけることと存じます。

P.S.
DISCのローディング時間が遅めですのでご使用の際はご容赦ください。

LUXMAN D-03X

3月 5th, 2020

今回はLUXMANからの新製品、今となっては希少なリリースとなるディスクプレーヤーD-03Xをレポートさせていただきます。

ちなみに、ディスクプレーヤーのリリースが希少である理由は(言うまでもありませんが)昨今に於けるディスクメディアからファイルメディア(データメディア)への転換・移行による需要減が主なところでありますが、そんな最中においてこのような力作を世に送り出してくれただけでも一定の賞賛を送りたいと思っております。

【スタンダードリスナーに於けるウェルバランス型の最有力。】

先に述べておきますとこのD-03Xは黒江個人(≒ザ・ステレオ屋サウンド)的にはやや低音の量感が豊富に感じるサウンドであり、(何度も何度も述べておりますが、当方は『やや痩せ型且つタイトで引き締まっており、その分スピード感やキレのある硬質傾向の低音が好み(ファーストチョイス)』なので)もっとも好きなタイプの低音域(の表現)ではありません。
…かと言って、このD-03Xはブーミーだったり、緩々だったりするわけではなく、(バキバキの硬質低音ではないものの)解像感が高く、見通しの良い低音域ですので(黒江的には)数ある低音域(の表現)の中ではセカンドチョイスには入ってくる傾向であると考察しております。

■LUXMAN [D-03X]
●高い解像度を基調に(拡がり過ぎていない)やや広めの音場感を描き、高いS/N感によって無音の空間にサウンドが瞬きます。
●中音域~高音域の分解能、定位感は(これまで聴いてきた中でも)トップクラスであり、俊敏・鮮明・デリケートに1音1音を描く印象です。
●やや広めの音場性ながらも音像が肥大することなく、高いセパレーションで各パートを配置させています。
●(中音域~高音域は)適度な余韻がありながらも、立ち上がりが早く、スッと立ち消えていき、一切の雑味を感じさせません。
●(特に中音域~高音域は)切れやスピード感も良好であり、『パッと現れては消える』淀みの無い爽快なサウンドを展開してくれます。
●レンジ感も良好であり、特に(きれいに伸びきってくれる)高音の伸びが秀逸です。低音もしっかりと最低域まで再生できており不足はありません。
●音傾向は少しだけ寒色傾向、高い音場性でありながら音像性(定位)も損なわないのは稀有な存在であるかと思います。
○強いて言えば少し低音の量感が大きいように思う場面があります。
○また、量感は好み次第として、中高域(やや寒色で硬質傾向)と低域(ほんの少しだけ音の先端が丸く、ほんのり暖色に思えることもある)のタッチ感が聴いているジャンルに拠ってはミスマッチに感じられることがありました。
黒江的好み度:A

…といったところになりますが、総じてはかなりの実力機であると断定できる完成度となっております。
低音の量感に関しては(くどいようですが黒江が痩せ気味を好むので)、「このくらいで丁度いい」と思われる方も少なくないかと思われます。
なお、基本的には主にCD再生(16bit/44.1Hz)での考察でありますが、メタル・ロック・ポップス・アコースティック・歌物などなど、あらゆるジャンルで隙の無い再生を得られ、いわゆる“オールジャンル向き”と言えるタイプに分類します。

CD・SACD再生に加え、USB DAC機能・バランス出力搭載、さらにMQA再生への対応と機能面でも隙の無いモデルです。
希少なCDプレーヤーの選択肢にぜひ名を連ねていただければ幸いです。

DELA N1A/3-H30-J N1A/3-S20-J

12月 4th, 2019

今回はすっかり浸透したオーディオ用NASの王道をゆくDELAのNewシリーズをレポートさせていただきます。

【換われば、変わるのは自然なことと思えるか否か。】

まず先に述べておきますと、今回のレポートは当初の予定には無いものでした。
…と言いますのは、事前情報によると「今回のモデルチェンジはドライブの大容量化と内部OSのバージョンアップのみ」なので「MK2モデルとの音的な差は出ない」と聞かされていたからです。

しかしながら、(同じなら同じとはっきり言えるので)『実際に聴き比べてみないと分からない』が口癖の性分です。
旧モデルとなったこれまでのリファレンス機HA-N1AH40/2を基準にして、3TBのHDDモデルN1A/3-H30-Jに加えて、2TBのSSDモデルN1A/3-S20-Jをすべて同じ音源にて聴き比べてみることにいたしました。
(ご覧の通り、型番もリニューアルしているのでご注意ください。)

基準とした旧モデルのレポートは↓こちらです。
http://www.digitalside.net/?p=940
http://www.digitalside.net/?p=958

ご察しの通りですが、(レポートさせていただくことにしたわけですので)まったく同じ音には感じられませんでした。
基本的なサウンドのベース・基調は旧モデルと同じでよいかと思います。
普通のNASに比べると“やはりオーディオ用”を謳うだけのことはある、S/N感の良さや、情報量、サウンドの解像感などなど、いわゆるオーディオに於ける基本的音質に関してはDELAが頭一つリードします。

レポートにあるように旧MK2モデルのHA-N1AH40/2の時でさえ(初代モデルよりも)見通しが良くなったと述べさせていただいているのですが、今回のNewモデルN1A/3-H30-J(BLACKモデルはN1A/3-H30B-J)はさらに見通しが良好になっていると感じられます。
ただし、初代モデルからMK2モデルに変わったときほどの“全体的な”向上という感じではなく、あくまでも見通しと、それに伴う音の抜け感、音場のすっきり感などの小幅な向上ではないかといった印象です。
つまり、情報量やレンジ感、S/N感、ダイナミックレンジなどの基本的音質での変化はありません。

ですので、“激変”“大進化”なんて文言にはほど遠いのかと思いますが、黒江個人的には前回で「もう上限かな」と思っていた“音の見通し”がさらに向上したことはとても大きく、(全体的には小幅な変化ながら)個人的な評価はかなり上がったと言えます。

…と、冒頭に戻りますが、
「今回のモデルチェンジはドライブの大容量化と内部OSのバージョンアップのみ」なので「MK2モデルとの音的な差は出ない」
というのが、元々の情報でありましたので、このレポートの真偽を裏付けることはできません。(これ以外のレポートもですが。^-^;)

ただ、少なくとも前回の2TBと(2TBモデルと同じHDDを2機搭載した)4TBから、今回は3TBと(3TBモデルと同じHDDを2機搭載した)6TBと変更するにあたり、HDDの換装は間違いなく行われているはずです。
HDDのメーカーが変わっているかもしれないし、HDDのメーカーが同じでも別のドライブに変わっているはずですので、事前情報の通り「HDD以外はすべてが同じ」でも、サウンドにわずかな変化が生まれることに(僕は)何ら疑問・不思議は持ちません。
ですので、あくまでも聴き比べてみた結果はMK2よりもMK3の方がさらにすっきり、見通しがよくなったように感じられた…とだけ書かせていただきます。

ちなみに、SSDモデルのN1A/3-S20-JはHDDモデルよりも情報量・S/N感は高く感じられますが、少し低重心で滑らかな印象でありました。(黒江の好みがHDDであることは書くまでも無く…。笑)
HDDの3TBモデルと6TBモデル(N1A/3-H60-J)については明確な違いは無く、せいぜい個体差程度ではないかと思われます。

お勧めしやすいモデルとしては、容量は上がっているものの(旧モデルレポート下段のように)NASとしての存在意義や安定性・堅実性を取ればやはり6TBではないかと思いますが、音源データのバックアップを他のストレージなどで出来ている場合や、そこまでたくさんのファイルを管理されていない方であれば3TBになるかと思われます。
より高い情報量を望まれる方、滑らかな再生音を好まれる方はSSDモデルをご検討ください。

Aura vivid Premium Black Edition

7月 18th, 2019

今回はAuraのLimitedモデルをレポートさせていただきます。

【鮮やかに、鮮烈に、鮮明に。】

まず結論から述べますが、前回のTEAC AP-505に続いての大プッシュモデルになっております!(続くときは続きますね。)

限定モデルということで、しっかりとしたレポートを書くことに少々迷いもあったのですが、今となっては数少ないCDプレーヤーのプッシュモデルとなりますので意を決しました。
(なので、後々このエントリーを読んでいる方、すでに入手は困難かと思われます…。)

…と、まずは今回のvivid Premium Black Editionのベースとなったノーマルのvivid(and vita)のレポートも参考にしてください。
http://www.digitalside.net/?p=667

以前のvividは『ハイスピードだけれど低音が明らかに薄め』であり、ちょっと物足りないサウンドではあったのですが、変化はあったのでしょうか…。

■Aura [vivid Premium Black Edition]
●元祖vivid(↑)でのよかったポイントはそのままにしっかりと継承されております。(その上で以下に続きます。)
●いわゆるハイスピード系であり、ハイスピードの中でもかなり上位に位置します。(“超”が付くほどではありませんが…。)
●帯域バランスは(元祖vividで薄かった)低域までしっかりとフォローされ、高音までバランスのよいサウンドとなっております。
●S/N感・分解能も上々であり、1音1音がシャープかつ鮮明に実像感の高い鳴り方をします。
●(輪郭線は細いながらも)エッジ感があり、立ち上がりも鮮烈で、「ビシッ」とクイックな印象を持ちます。
●(TEAC AP-505で「アグレッシブにハイスピードが溶け込んだ」と喩えましたが、vividは逆で)ハイスピードをベースにアグレッシブが絶妙に溶け込んだようなサウンドであり、緩みや丸みを含ませない“「無」付帯音系”の属性です。
○こじんまりとしたサンドステージではありませんが、大きな広さはなく、比較的タイトな音場感となります。
○S/N感・解像度は高いクオリティを見せながらも(クラス上のモデルに比べてしまうと)“超”が付くようなレベルにはあらず、価格帯なり(以上には感じられますが)の中では優秀な方かと思われます。
○もっとも注意していただきたいのは「ただのCDプレーヤー」であることです。USBも無いですし、SACDなども再生できません。
黒江的好み度:S

…と、(16bit/44.1kHzの)CDプレーヤーとしては最後?の(黒江的)名機指定と言っても過言ではないプレーヤーです。
vividという言葉が、鮮やか・鮮明ということは理解していましたが、他にも「目の覚める(ようなサウンド)」であったり、「はつらつ・躍動感(も持ち合わせている→鈍足サウンドには出せない)」などの意味もあり、正に『名は体を表す』でありますし、設計者がちゃんと名前に沿った音を作れる(その逆で音から名前を考えたのかな?)のがすごいな…と思わされます。
(「明るく輝く」という意味もありますが、明るさ・派手さはそんなには無いかな…。)

(毎度恐縮ですが…^-^;)メタルだとギターの歪み、シャウト系のボーカルは抜群であり、シンバルや金物の「キンキン」感や倍音なんかがとても気持ち良く耳に刺さります。(→刺さる系のサウンドです。)
すでに残数の少ない状態のようですが、ぜひぜひチェックしてみてください!(もちろん、このモデルはvitaと組み合わせなくても大丈夫です。ぜひ単体でお求めください。)

2019年、黒江の心に「強烈」に残った1台でした。