Archive for 8月, 2010

HMV渋谷閉店のあとに…。

金曜日, 8月 27th, 2010

閉店ライブが行われたり、シャッターが降りるところまでもが演出やイベントになるのは“さすがHMV渋谷”といったところだと思います。

僕は(2大勢力のあちらと、こちらなら)断然HMV派なのですが、HMV渋谷にお世話になったかというと、実際は数えるほどしか利用をしてきておりません…………。

…………って、なぜなら、僕は(VIVRE B1Fの)横浜店が本拠地だからなのです!
HMV横浜にはお給料の何か月分を注ぎ込んだでしょうか…。数年分?の方が正しいかもしれません。

もっともCDを買い漁った当時はまだ横浜には(あちらの)黄色いショップがなく(だから自然とHMV派)、こちらの黒とピンクの(イカした)袋をいつも横浜帰りには手にしていた気がします。

そして、封を開けたばかりのCDを聴きながら、ケースや歌詞カードを握りしめるんです。
耳と目と手触りで、今さっき買ってきた音楽を確かめるように。
僕はダウンロード・配信を否定しません。
でも、ダウンロードや配信では“決して実感できない音楽”があると思っています。

ちょっと脱線しましたが…、
なので、渋谷店ではあまり買ったことはないのですが、場所がどこだろうが僕にとって(大手の)CDショップといえば「=黒とピンクの(イカした)」看板だったのです。
だから、あの光景を見ることは僕にとって“まるで好きだった子や友達が、どこか遠くに引っ越してしまう”ような、そんな気持ちになる出来事でした。

それともう1つ、過去4回ほど、原宿や恵比寿で『my-musicstyle』が開催される際に快くフライヤーを置かせてくれたのも『HMV渋谷』さんの印象的な一面でした。
中には「(あの黒とピンクのイカした)買い物袋に入れときますよ」と言ってくれた店員さんも居たので、HMV渋谷で買い物をした際にmy-musicstyleのフライヤーを(半ば強制的に!笑)手にした方もいらっしゃるかもしれません。

また余計な詮索ではありますが、給料日明けの今週末ではなく、一足早い8月22日をもって閉店したのを考えると「8月いっぱいの契約で8月中に什器類など、すべてを出して撤去する」という段取りだったのかな…、だとしたら次がすでに決まっているのかもな…とか、
(今の場所があまり良くないので)次に入ってくるのがもしAppleストア渋谷(の移転)だったら、ちょっと皮肉な出来事だな…とか、色々考えれば考えるほど、ちょっと切ないです。(もし、万が一、これがHMV横浜だったら、もっと心にぽっかりと大穴が開いたでしょうけど。)

CDが売れなくなって、HMV渋谷は姿を消します。
けど、最後に集まった熱心な音楽ファンを筆頭に、本件に言及した数々のアーティスト、昨今ではダウンロード配信そのものを否定するアーティストも少なくはありません。

HMV渋谷は姿を消しました。
けど、またいつかHMV渋谷が帰ってくるかもしれません。
上手く言えませんが、僕はまた今度の休暇にでもCDを買いに行こうと思います。
最近はMySpaceやYoutubeでお気に入りの曲を探しては、そのCDを買うのがマイブームなので。

最後に、my-musicstyleの代表としてこんなツイートもしてみています。
http://twitter.com/my_musicstyle/status/21895287128

P.S.
(書き進めているうちに)すでに5日が経ってしまいました。
すでにこのニュースすら忘れ去られている感がるのは気のせいでしょうか…。
もしそうだとしたら、それが一番切ないですよね…。

JODELICA [THE SOUND SOURCE]

金曜日, 8月 6th, 2010

前回に引き続き、コンセントのレポートです。

今回は(画像は前回のをご覧ください。)真ん中の白いヤツ「ジョデリカ」です!

前置きは省いて特徴を並べていきましょう。
(Fimやj1との比較なので先に1つ前のエントリーを読んでからにしてくださいね。)

●音の濃さ、厚み、密度感…つまり≒情報量がもっとも高く、どっしりとした安定感がある。
 (もちろん、「重々しい」ということではありません、あくまでも他の2種と同様にモニター的です。)
●音の線が太いが、輪郭はしっかり、音崩れや団子状になることがない。
●「安定感」という言葉がピッタリの定位感と音の存在感。
●力強くもあるが、ドライブ感にも優れる。
○キレっキレのシャープ&ハイスピード系ではない。
○前述の通り「ドライブ感」は感じさせるけど、「疾走感」「ハイスピード」という印象が“まずすぐに”浮かぶような傾向ではない。
 (決して「疾走感」「ハイスピード感」が無いということではないのでご注意ください。)
○やや中低域よりの「腰の据わったサウンド」。(好みが分かれるところ。)

(特にFimと聴き比べた際の)パッと聴きの印象は…
「ん?あれ?これ、WATTaGATE [WATTaGATE 381]に似てない?」と思わずこぼしたくらいに、印象が似ていました。
(※WATTaGATE 381は金メッキだったためか、もう少し「音に響きがあって、鳴りっぷりが良かった(のに解像度が高くて整頓されていた)」感じかなぁ…と思いますが。)

(現在WATTaGATEが手元にないので比較はできませんが、)Fimよりも解像度・情報量・S/Nがあって、落ち着いています。
(Fimの方を悪く)もっと言えば、落ち着きのない、ややささくれ立った感じや刺々しく硬めのFimに対して、WATTaGATEやJODELICAは「ハイグレード」な感じなのです。
実際、WATTaGATEは3万円クラスですし、JODELICAは約2万円(18,900円)なので頷ける結果とも言えます。

以前からFimやthe j1 project [JPC2-15]だとシャープすぎるという方も多かったので、僕の好みよりももう少し重厚感が欲しい方にはJODELICAの方が向いていると思います。

…にしても、the j1 project [JPC2-15]はCP高いと思うのでぜひぜひ一度聴きに来て頂きたいですが!

まだ、FURUTECHのNewモデルもあるし、j1のロジウムモデルもあるので少しずつレポート出来たら良いなと思います!