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AIRPULSE A80

土曜日, 9月 12th, 2020

今回は(非常に良好なサウンドの本格派オーディオに於いては)比較的お求めやすいオールインワンシステムをご紹介させていただきます。

【機能・サウンド・サイズの三拍子を揃えた新世代アクティブモニター。】

前回のTRANSPARENT SOUND [TRANSPARENT SPEAKER] [SMALL TRANSPARENT SPEAKER]に続いてのオールインワン系となりますが、一筐体に総てが収められていたワンボックスタイプのTRANSPARENT SPEAKERとは異なり、AIRPULSE A80は左右のスピーカーが独立したセパレートタイプになっております。
右チャンネル側のスピーカーにアンプ等がすべて収められており、右チャンネルに電源ケーブルを接続し、右チャンネルと左チャンネルを(左チャンネルの音声信号で)1本のケーブルで接続するだけでシステムは完成です。

今回は(動画配信同様)オーディオ専用のCDプレーヤーを用いず、パソコンとAIRPULSE A80をBluetoothまたはUSB接続で音源(CD・ファイル・Youtube等)を再生していますが、LINE入力(RCA)で専用CDプレーヤーを接続することも可能なため音質の伸びしろはまだ残しています。

■AIRPULSE [A80]
●スピード感に優れ、音の切れ、立ち上がりなどコンパクトモニターの長所が活かされた、総じて(価格帯を超えた)ハイクオリティなサウンドとなっております。
●クリアでシャープなところからもハイスピード系に分類され、端正で鮮烈さを感じさせる印象が強く、癖の少ないモニター調の傾向に位置付けられます。
●低音の量感はサイズ的にもやや抑え気味ではありますがタイトで緩みが無く明瞭です。無理のない帯域バランスとなっており、高域~低域の位相特性(高音~低音までずれなく聴こえる)も優秀です。
●全体的なサウンドの印象は、やや硬質傾向でやや明るめで、しっとりとした音色を出してくる傾向ではありません。
○コンパクトモニターのウィークポイントでもありますが、サウンドのスケール感はあまり無く部屋いっぱいに音場が広がるような鳴り方はできません。
○サイズ的に低音の量感はどうしても控えめになりますが、ウーファー出力を搭載しているので低音の強化を図ることができます。

…という感じですが、サイズやプライスを考えると『極めてCPに優れたクオリティ』と言え、久しぶりに驚きのサウンドです。
RCA・USB・Bluetooth・光デジタルと入力も豊富であり、リビングでもデスクトップでも使いやすく、(本格的なオーディオをはじめる)最初の1台としても、すでにシステムをお持ちの方のサブとしてもお勧めしやすいプロダクトです。
(最初の1台として購入後に、しっかりとしたシステムを構築し、後にサブに回す。という流れでも使い回しが効きやすいかと思います。)

マイナスポイントを挙げるとすれば、操作系統や入力端子が(マスターの)右チャンネルの背面に集約されているので右chの背面へのアクセスがしやすい環境にしたい点があります。(左右chを入れ替えられるとより便利になりそうですが、そういった機能はありません。)
また、左右のスピーカーを繋ぐケーブルが結構な太さなので、なかなかの存在感&(見た目と質量ともに)重量感があるのも少し残念なポイントです。

とは言え、『ちゃんとした音』(→黒江的にはこのクオリティくらいからが本当にいい音と言える出発点)が出るオーディオとしては最小単位である『左右のスピーカーだけ』でシステムが成立しますので、ビギナーさんにとにかくお勧めしたいです。
『スマホ・タブレット・パソコンで聴く音も決して悪くはないですが、もうちょっといい音で聴いてみようかな』と思った方はぜひご検討されてみてください。