ONKYO A-7VL

前回までの再生ソフトが佳境に入ったところでしたが、今日はちょっと脱線(…というか、いつもの路線に戻って)してアンプのレポートを(急ぎ足で)書きます!

【黒江的サウンドでは至上最高のCP機&至上最高の制約機】
(※最後まできちんと読んでください。)

とにかく、すごいサウンドなのでいつも通りに箇条書きで褒めちぎります!
●もちろん、ハイスピード。
「超」が付いても良いかもしれません。何だかぶっちぎりのスピード感です。

●もっとも強力な武器は「音のキレ」です。
スピードに加えて、かなりのキレを持ったサウンドです。

●低域のタイトさとアタック感。
量感も薄くならず、しっかりと低音が出ている印象であり、深さも上々でありながら輪郭が明瞭です。…なかなかこういった低音を出せるアンプは少ないのではないでしょうか。

●高域の伸びと繊細さもあって、高いレンジ感を誇ります。
低域のみならず、高域も非常にきれいに出ている傾向で、とてもこの価格帯の印象ではありません。
粒立ち・分解能が良好なことに加えて、(粒立ち・分解能が良好であると失われやすい)アタック感もしっかりとしています。
TEAC AG-H600は高域の伸びや繊細さにやや欠けるので、A-7VLを聴いた後にAG-H600を聴くと少し暗く感じます。

●デジタル系の強みか、非常に高いS/N感。
何もない空間にスッと音が現れては消え、現れては消えるようなクリアな見通しです。
TEAC AG-H600のS/N感がやや悪いので、余計に高いS/N感が際立ちます。

続いて、(あまり過度に期待しないでいただきたいので)この辺はもう少しかな?という点です。
○全体的に音が前ががりで、奥行き方向は望めません。
tangentのEXEO AMPと同傾向で、いわゆる「アグレッシブ系」という位置づけです。

○広がりや、定位感はもう少しといったところ。
広がりは黒江も必要としていないのですが、やはり奥行き感の点で楽器の位置関係に少し不満があります。
(左右の位置関係やボーカルの定位は上々です。)

…と、あまり悪い点も無く『奇跡の1台なんじゃ…?』という感じではありますが、最後に大きなオチがあります。
それは『上記すべての印象は「同軸デジタルで接続した際に限る」サウンド』であるということです。

しかも、この印象を持ったのは他ならない当店のリファレンスCDプレーヤーである「Aura neo」を用いた場合(のみ)であり、他のプレーヤーではまったく違った見解(CDプレーヤーのサウンド傾向に依存)となります。

なので、A-7VLだけを購入されても、上記の様なサウンドが得られるわけではないので「要注意」を…。

ちなみに、アナログ入力でのサウンドはというと…、「ノーコメントにしたい」といった印象とだけ…。

でも、トランスポート次第ではメチャクチャいいサウンドだと思うので、ぜひ1度チェックしてみてください!

Leave a Reply

You must be logged in to post a comment.