NuForce CDP-8 【攻撃的・新気鋭】

とうとうNuForceから待望のCDプレーヤーが発売されました!
どこよりも早く実機を入手しましたので、早速レポートさせて頂きます!

…と、たまには音以外の面から書いてみましょう。
なんだか、色々と小技が散りばめられていて、凝ってると言えば凝ってる作りです。
まず、DISCのトレー部ですが、(画像で見ると)イジェクト・サーチ・プレイ・ストップ・ポーズなどのコントロール部のすぐ下に(逆さにした)台形の枠がありますが、この部分がスーッと出てくるギミック?になっています。
それで、ちょっと驚くのが、時間表示部分までもが一緒にオープンする構造になっているのです。(…と言っても、デジタル表示パネルが出てくるのではなく、表面のプレート部だけがトレーとくっついているだけなのですが。)

そして、コントロール部はいわゆるタッチパネルになっていて、タッチするとその部分だけが強調して光って機器を操作することが出来ます。(結構感動!)
しかしながら、全体の反応はやや遅め。特にトレーのオープンがやたら遅いです。(^-^;
しかも、随分待たせてオープンした割にはちょっとの時間で勝手にクローズするというわがままぶりです。
DISCのローディングは比較的早めで、タッチパネルでの操作はちょっともたつき気味。
(外装はオマケ程度の)リモコンが付属しますが、こちらの方が快適に操作できるので許せる範囲かと…。

地味に感動したのは背面の主電源ボタンが光ること。絶対にいちいち見ないと思うのですが、やたらと背面のデザインが好きだったので珍しく画像もUPすることにしました。
個人的にデザインは「好き」でした。メーカーからのカタログ的画像だと「狙いすぎてかえってカッコ悪そう…」と思っていたのですが、現物はその画像より遙かに素敵じゃないかと…。

肝心の音ですが…
【NuForceらしからぬアグレッシブなサウンド。クールなイメージはどこへ?】
良い悪いを抜きにしてポイントを挙げてみます。
●どっしりとしたパワフル系のサウンド。
●(ですが、)決して鈍足ではなく、ハイスピードの部類に入る程度のスピード感は十分にあります。
●パステルカラーと言うよりは原色。
●ハイコントラスト。
●荒々しさと、細かさ、両面持っている傾向。
●低域の量感があり、高域はややおとなしめ。全体的にローよりのレンジ感。
●アグレッシヴで、メリハリがあって、熱い(情熱的)なサウンド。
●音の線が(NuForceにしては特に)細くなく、他のブランドと比較しても普通~やや太めの分類。
とにかく、今まで聴いてきたNuForceのサウンドとは確実に傾向が異なる印象で、淡麗さ、クールさ、モニター的といった印象はあまり持ちません。
音の傾向は以前にレポートしたPRIMAREやTEACよりのパワー・エネルギー系です。
…が、前述の通り、粗さの中にも細かさがあると言いますか、かなりビシビシと鳴ってくるタイプなのに音量を上げるのが苦ではないというなかなか不思議な魅力を持っているのですが、これは1音1音の分解、低音の解像、基本的なS/N感の高さがあるからだと考えています。

強いて言えば「電源がアダプター方式」ってところがちょっと惜しかったのですが、そのアダプター部までは電源ケーブルが交換可能なインレット端子になっているし、黒江的には「大アリ」の1台でした!

最近お気に入りの「Aura neo」とも何度も聴き比べを繰り返しましたが、切れ・スピード・シャープ感を優先するなら「neo」、パワー・低域・ドライブ感を優先するなら「CDP-8」をオススメします。(甲乙付け難し。好みで良いと思います。)
(CDプレーヤーは今までの不足感が嘘のように豊作続きです。嬉しいですが、なんでもかんでも褒めているようでちょっと複雑…。)

当面は売り切れ必至かと思われますので、ご興味のある方はお早めに!

商品のお問い合わせ/ご注文/その他は黒江直通メールにてお願いします。
manager@digitalside.net

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